ブランド着物とはどんな着物?高く売れるブランド着物の見分け方を解説!

2018年9月18日

ブランド着物とはどんな着物?高く売れるブランド着物の見分け方を解説!

着物にも、シャネルやグッチ・エルメスといったような、ブランド品があると思っている人は多いのでは?

実は、着物にはブランドというものは、特には無いのです。

あえて、着物のブランドというなら、老舗呉服店プロデュースの着物や作家物の着物・伝統的工芸品の着物などを指すのかもしれません。

しかし、着物を売る時に、ブランド着物とノーブランド着物に分けられていて、買取金額が違ってきます。

特にはブランドがないのに、買取金額が違うのは不思議ですよね。

そこでこのページでは、ブランド着物とはどんなものか、ノーブランド着物との見分け方やそれぞれのブランド着物の特徴などを紹介したいと思います。

着物にブランドはない?あえて分けると5つのブランドに

着物にブランドはない?あえて分けると5つのブランドに

着物をブランド着物とノーブランド着物にあえて分けるとすれば、老舗呉服店や作家物といいましたが、近頃では他にもブランド着物と呼ばれているものがあります。

それは、着物を着る人が少ない若い人をターゲットに作られた、アパレル(洋服)メーカーや有名デザイナー・芸能人がプロデュースした着物です。

メーカーブランドやデザイナーブランド・芸能人ブランドと呼ばれ、ブランド着物としてとても人気があります。

あえて分けた5つのブランドは以下になります。

【5つのブランド着物】
・有名作家物の着物
・伝統的工芸品の着物
・老舗ブランドの着物
・デザイナー・芸能人の着物
・和装専門メーカーと国内・海外メーカーブランドの着物

それぞれが、どんな着物か1章ずつ見てみましょう。

有名作家物の着物はどんな着物?

有名作家物の着物はどんな着物?

有名作家物の着物とは、重要無形文化財保持者いわゆる「人間国宝」に認定されている作家や伝統工芸士・人気のある作家の手がけた着物のことです。

洋服でいえば有名デザイナーの洋服のこと。

着物の場合「染織作家」といい、洋服デザイナーのように誰もが知っているというわけではありませんが、人間国宝や人気のある作家がいます。

作家物かどうかはどこでわかる?

作家物かどうかはどこでわかる?

基本的に、着物には品質表示やタグがついていないので、作家物かどうかどこでわかるの?と思った人もいますよね。

それは「落款」でわかり、作家によっては名前が入っていることも。

作家の落款や名前は反物に染めてありますが、着物に仕立てた時に、着た時に膝上あたりになる、右前身頃の衽(おくみ)の位置に落款や名前がくるように仕立ててあり、仕立て屋さんによっては右前の衿の下の方にくるように仕立てるところもあります。

また、帯の場合は、図柄の目立たないところや、反物の端に染めてあります。

有名作家の着物の買取相場や処分方法を詳しく知りたい場合は、下記のページを参考にしてください。

伝統的工芸品の着物はどんな着物?

伝統的工芸品の着物はどんな着物?

日本には、漆器や焼物・竹細工など、伝統工芸品といわれるものがたくさんありますよね。

伝統工芸品のなかには、経済産業大臣が認定する「伝統的工芸品」というものがあり、伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)で定められた要件を満たしているものだけが認定される工芸品があります。

伝統的工芸品の着物とは、反物を織る技術や染色技術が認定されている染物や織物で作られた着物のことです。

伝統的工芸品の着物のなかには作家物もある?

伝統的工芸品の着物のなかには作家物もある?

伝統的工芸品の着物が認定されているのは染めや織の技術で、有名作家や人気の作家のものはないと思っている人もいますよね。

そんなことはありません。

伝統的工芸品の着物のなかにも、人間国宝や伝統工芸士という国家資格を持っている技術者の作家のものもあり、とても希少価値の高い着物もあります。

伝統的工芸品の着物の見分け方

伝統的工芸品の着物の見分け方

伝統的工芸品の見分け方は「伝統証紙」が有るかどうか。

伝統証紙は、伝統的工芸品のシンボルマークで、生産地の組合が、基準に合格しているかどうかを厳重に検査し、検査に通ったもののみに付けられているものです。

また、作家物の伝統的工芸品の場合、染め着物は作家の落款や名前、織着物はタグが縫い付けてあります。

その上品會(じょうぼんかい)に名を連ねる老舗は、高島屋呉服部の歴史を共に歩んできた東西の名匠8社です。

【高島屋上品會の名匠】
・紬の秋場《株式会社 秋場・明治24年(1891年)創業の茨城県石下の織物商》
・帯の川島《株式会社 川島織物セルコン 天保14年(1843年)創業の京都の西陣織の織物商》
・帯の龍村《株式会社龍村美術織物 明治27年(1891年)創業の織物会社》
・京友禅の千總(ちそう)《弘治元年(1555年)創業の京友禅の老舗》
・帯の岩田《大正10年(1921年)創業の京都西陣の帯地の卸商》
・染繍工芸の大羊居《江戸染繍工芸の会社で、安永年間に初代大黒屋幸吉が設立》
・作家物の千切屋(ちきりや)《享保10年(1725年)創業の京都の染繍工芸の会社》
・お召しの矢代仁(やしろに)《享保5年(1720年)発祥のメーカー問屋》

浴衣も老舗のものなら売れる?

浴衣も老舗のものなら売れる?

着物の種類の一つでもある浴衣は、買取してもらいにくいアイテムですが、浴衣も老舗ブランドなら買い取りしてもらえることがあります。

浴衣の老舗といえば、竺仙(ちくせん)や三勝(さんかつ)です。

竺仙は1842年創業の江戸染浴衣の老舗で、三勝は1894年(明治27年)創業の浴衣・木綿の染物の老舗です。

老舗ブランドの着物の見分け方

老舗ブランドの見分け方も、作家物と同じように落款が入っていますが、反物の端に「千總謹製」や「たつむら」と織り込んであるので、端切れがあればより明確になります。

帯の場合、帯の端に刺繍がしてあるので、見ればわかります。

老舗ブランドの買取相場や着物の特徴・処分方法など、詳しく知りたい場合は、下記のページを参考にしてください。

参考:老舗ブランドの着物は高く売れる?買取相場と高く売るコツについて解説!

デザイナー・芸能人の着物はどんな着物?

デザイナー・芸能人の着物はどんな着物?

洋服デザイナーや芸能人には、着物のデザインをしている人もいます。

デザイナーでは、ツモリチサトやモリハナエ・ヒロミチナカノ・山本寛斎・コシノジュンコなど、意外とたくさんの有名デザイナーが着物も手がけていて、ウェディングデザイナーの桂由美も着物のデザインをしています。

芸能人では、松田聖子の着物は人気が高く、子供から大人まであります。他には押切もえやIKKOなどが手がけています。

ただし、デザイナーや芸能人は、自分で染めたり織る技術を持っているわけではないので、プロデュースしている着物ということになります。

芸能人はコラボしているだけの場合も

芸能人はコラボしているだけの場合も

芸能人の着物といわれているもののなかには、着物のイメージキャラクターとしてコラボしているだけの場合もあります。

人気の芸能人が着ていることで、同年代の人が同じものを買い求めたり、レンタルする人が増えるので、振袖や浴衣などはコラボしていることが多いです

洋服デザイナーだけじゃない!着物デザイナーもいる

デザイナーの着物は、洋服デザイナーのものだけではありません。

着物の世界にも、着物デザイナーといわれる人がいます。

作家物いわれる着物の作家も着物デザイナーといえますが、着物デザイナーと呼ばれる人の着物は、着物と洋服または現代デザインを融合させた着物で、斬新なデザインのものが多いのが特徴。

豆千代モダンの豆千代やiroca(いろか)の石川成俊・デニム着物の斉藤上太郎などがいて、現代着物作家とも呼ばれています。

デザイナー・芸能人の着物の見分け方

デザイナー・芸能人の着物の見分け方

デザイナーや芸能人の着物の見分け方も、作家物の着物と同じで落款があるかどうか。

ただし、芸能人の場合は、落款ではなくタグが付いている場合もあります。

デザイナーや芸能人の着物の買取相場や特徴見分け方などを詳しく知りたい場合は、下記のページを参考にしてください。

参考:芸能人やデザイナーの着物は高く売れる?買取相場と高く売るコツを解説!

和装専門メーカーや国内・海外メーカーブランドの着物はどんな着物?

和装専門メーカーや国内・海外メーカーブランドの着物はどんな着物?

国内・海外を問わず、洋服のメーカーはたくさんありますよね。

着物にも和装専門のメーカーがあり、洋服メーカーや和装専門メーカーの作る、メーカーブランドの着物があります。

和装専門メーカーの着物とは

和装専門メーカーで有名なところは、撫松庵や紫織庵・三松などがあり、京都丸紅はたくさんのブランドがあります。

着物だけではなく、帯や和装小物など着物に関するものをトータルコーディネートできるように作っていて、気軽に着れる比較的低価格のものが多いです。

国内・海外メーカーブランドの着物とは

国内・海外メーカーブランドの着物とは

国内・海外マーカーブランドとは、洋服のメーカーが作る振袖や浴衣のことです。

国内のメーカーブランドだと、セシルマクビーやリズリサ、海外メーカーブランドだと、RATTI RATTIやアンテプリマなどがあります。

そのブランドの洋服が好きで着物を選ぶ人もいて、若い世代に人気があります。

和装専門メーカーと国内・海外メーカーブランドの着物の見分け方

和装専門メーカーと国内・海外メーカーブランドの着物の見分け方

和装専門メーカーや国内・海外メーカーブランドの着物にも、落款やタグが付いているので、見ればわかります。

ただし、メーカーブランドの着物の場合、タグが縫い付けていないこともあるので、切り離してしまっている場合は、あまり意味がありません。

和装専門メーカーや国内・海外メーカーブランドの買取相場や着物の特徴・見分け方を詳しく知りたい場合は、下記のページを参考にしてください。

参考:人気メーカーの着物はいくらで売れる?買取相場と高く売るコツを徹底解説

まとめ

着物を着る人が少なくなり、洋服感覚のファッションとして捉えている人も多いので、特に有名なブランドのない着物を、あえて5つのブランドに分けてみました。

この5つのブランドにあてはまらないものは、ノーブランドの着物ということになりますが、ノーブランドの着物だからといって、全く買取してもらえないわけではありません。

また、ブランド着物だからといって、必ずしも買取してもらえるわけでもありません。

しかし、ある程度着物について知っていれば、いざ売る時に損をしたり、迷うことがないので、あえてわけたブランド着物を参考にしてもらえたらと思います。

詳しく書いてあるページも参考にして、上手に着物を売るといいですね。

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