福井県で着物を売るならどこがいい？おすすめの着物買取店19社を紹介！

2021年6月3日

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福井県には着物の買取をしている買取店がいくつかありますが、ほとんどのお店が福井市にあります。

そのため、福井市近郊でない方は売るのが大変という現状があります。

そこで今回は福井県全域に対応していて、家に居ながらにして着物を売ることができ、安心して任せられるおすすめの会社を紹介したいと思います。

自分の住んでいる地域が「買取対象エリアに入っていないかも」と、不安に思っている人もいると思いますが、福井県全域に対応しているところも紹介しているので、参考にしてください。

福井県の着物買取店は？

この章で紹介する5社は、出張買取・宅配買取といった方法で、福井県全域に対応している買取業者を紹介しています。

少しでも高く売りたい、持込できるところが近くにないという人におすすめです。

全国展開しているおすすめの着物買取業者

着物買取対象エリア情報

地域に根ざした着物買取店はここ！持込買取もできる買取店

ここで紹介するのは福井県に店舗があり・持込買取に対応している買取店です。

福井県には、持込買取に対応している着物専門店は数店で、骨董店やリサイクルショップの方が多いですが、その数もあまり多くありません。

骨董店やリサイクルショップは、正絹（しょうけん）の着物に限られていたり、和装小物の買取をしていなかったりと、なんでも査定してもらえるわけではないようです。

それでも、家の近くで持ち込めるところを探す人もいると思うので、持込買取しているところをピックアップして紹介しているので参考にしてください。

福井県の代表的な織物＆伝統的工芸品

福井県は、織物の一大産地で、とくに絹織物は日本で最上と評されることもあり、今でも国内外で福井の絹は高級品として使われています。

もしかすると、処分しようと思っている着物や帯の中に、福井の絹を使った上質の着物も混ざっているかもしれません。

この章では、福井県にどんな織物や伝統的工芸品があるのかを紹介しているので、参考にしてください。

福井羽二重

引用元：http://www.fukui-seni.or.jp/

羽二重とは、日本の代表的な高級絹織物の一種で、生糸を用いて平織または綾織にしたのち、精錬と漂白をして白生地としたもののことで、用途によって染色して使われます。

福井羽二重は、織り方は同じですが、緯糸（よこいと）を水で湿らせてから織る、独自の製織法「ぬれよこ」により製織されている、最上の絹織物と評される絹織物です。

ぬれよこによって織り地がひきしまり、コシがある丈夫な羽二重に仕上がるうえに、平織のため撚りがないので、ひっかかりのないツルツルとした絹独特の極上の手触りを生み、羽のようにフワッと柔らかいという特徴があります。

福井で羽二重が作られるようになったのは、明治10年（1877年）代後半に、群馬県の桐生や栃木県の足利の羽二重が、アメリカに輸出されるようになり、明治19年（1986年）頃に、福井にも羽二重の注文が入るようになったからです。

しかし、当時の福井には、羽二重を織る技術がなかったため、桐生から技術者を招き、羽二重の製織講習会が開かれ、福井でも羽二重が織られるようになったのです。

春江ちりめん

引用元：https://item.rakuten.co.jp/

春江ちりめんとは、坂井郡春江町で生産される、平織の絹織物のこと。

緯糸（よこいと）に強い撚りをかけた糸を用い、経糸（たていと）には無撚糸を用いて、織りあがった生地を精錬することにより生地が縮み、ちりめん特有のシボと呼ばれるシワができます。

春江ちりめんは、艷やかな光沢と、なめらかな手触りが特徴で、皇室献上絹としても知られています。

越前墨流し

引用元：https://gurutabi.gnavi.co.jp/

越前墨流しとは、武生市（現・越前市）で生産されている墨流し染めという染色方法のこと。

水面に墨汁を落としてできる波紋を、紙や布に写し染めする技法で、自然にできる模様を写し取るため、同じものを2つと作ることはできません。

生流・横流し・縦流し・渦巻きの4つの技法があり、この4つの技法を、1つだけ使ったり、組み合わせたりして模様を描いていきます。

越前墨流しの技法は、800年以上の歴史があるといわれていて、福井県の無形文化財に指定されていて、国内だけでなく、海外でも高い評価を受けています。

石田縞

引用元：https://co-trip.jp/

石田縞とは、鯖江市で生産されている、居座機（いざりばた）・高機（たかはた）・バッタンなどの手織機で織られる、草木染の木綿織物のこと。

経糸（たていと）に細い唐糸を2本撚り合わせた双子糸を用い、緯糸（よこいと）に単糸の唐糸を使用して織っています。

双子糸は単糸の3倍の強さがあるため、コシが強く丈夫で、織り目ははっきりとした縞模様の織物です。

石田縞は、2009年（平成21年）に鯖江市指定の無形文化財に登録され、福井県に伝統的工芸品にも指定されています。

越前漆器

引用元：https://ameblo.jp/sia-sabae/

越前漆器とは、鯖江市周辺で作られる、地元の人からは「河和田塗」ともよばれていた漆器のこと。

およそ1500年前の古墳時代末期頃が起源といわれていて、第26代天皇が皇子の頃に、壊れた冠の修理を片山集落（現・鯖江市片山町）の塗師に命じたことがきっかけです。

塗師が、修理した冠とともに黒塗りのお椀を献上したのですが、見事な出来栄えに感動した皇子が、片山集落で漆器づくりを奨励したことから、越前漆器は作られるようになったといわれています。

また、越前には、古くから多くの漆掻きがいたことも、越前漆器の生産を盛んにした要因といえます。

そのため、越前漆器は、そのできの良さから、米を年貢として納めていた時代に、漆を年貢として納めることを許されていたほどです。

越前漆器は、1975年（昭和50年）に、経済産業大臣の認定する、国の伝統的工芸品に指定されています。

若狭めのう細工

引用元：http://wakasa-koubou.com/

若狭めのう細工とは、塗箸・和紙と並ぶ、めのう（瑪瑙）という原石を、低温焼成して美しく発色させた工芸品のこと。

若狭めのう細工は、奈良時代に海民族の鰐族（わにぞく・渡来人）が、神社の前野街道で玉を造る仕事を始めたのが起源とされています。

しかし、享保年間（1716～1736年・江戸時代）に、高山喜兵衛（たかやまきへえ）が、方向先の浪速の眼鏡屋で玉造の技を習得し持ち帰ったのが、玉造のはじまりともいわれていて、諸説あるようです。

江戸時代中期には、めのうの原石を焼いて、美しい色を出すことが確立されましたが、現在のような彫りの技術がほどこされるようになったのは明治初年。

中川清助という人物が玉造に飽き足らず、さまざまな工芸彫刻法を編み出し、その技術が今も伝承されているのです。

若狭めのう細工は、1976年（昭和51年）に、経済産業大臣の認定する、国の伝統的工芸品に指定されています。

着ない着物は売って必要なときはレンタル！

着物の買取先を探している人のなかには「着物の保管が大変だから売るけれど・着物は好きだから必要な時にはレンタルしたいな」という人もいますよね。

そんな人のために・福井県のレンタルショップも調べてみたので・レンタルしているところを探す時の参考にしてください。

福井県で着物のレンタルができるおすすめショップ

自分で着れると着物ライフが楽しくなる

着物を自分で着れるようになりたいという人のために、着付を習えるところを調べてみたので、着付け教室を探す時の参考にしてください。

福井県で着付けを習えるところ

まとめ

福井県には持込買取に対応している着物専門店は数店で、そのほとんどが福井県にあり、骨董店やリサイクルショップもありますが、着物の買取に対応しているところが、とても少ない地域です。

また、骨董店やリサイクルショップは、着物を専門に買取しているわけではないので、買取価格が低くなることも・・・

そんな福井県の人におすすめなのが、1番最初に紹介している、福井県全域に対応している買取専門業者です。

着物は古くても価値の高いものもあり、処分しようと思っている着物が、実はとても希少な織物だということもあるので、きちんと判断できるところに依頼して、上手に売るといいですね。