振袖の買取まとめ!種類別の買取相場や高く売る方法・売却先など

2022年6月14日

振袖の買取まとめ!種類別の買取相場や高く売る方法・売却先など

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成人式のために購入したけど、その時1度だけしか着ていない振袖。お母さんやおばあちゃんから受け継いだけど、着る機会がない振袖など、タンスやクローゼットの中で眠っている人って少なくないはずです。

着物は決して安価なものではないので、仕立てるとなれば数十万はかかりますし、着るのも手入れも大変な振袖ですが、実際に着る機会がほとんどないという人も多いでしょう。

とはいえ、思い入れもあるし、買った時の値段を考えるとリサイクルショップに売るのはなんか嫌だ…と考えている方も多いと思います。

そこで一つお伝えしておきたいのが、振袖は着物の中でも一定数の需要が常にあるものなので、中古市場も賑わっており高額査定も期待できます。

せっかくなら少しでもお金に換えて手放したいと考えている方で、振袖をお持ちの場合は是非読み進めてみてください。

管理人の口コミ

振袖を売りたいけれど、どこに売っていいのかわからない」「親に買ってもらった振袖だから安く買い叩かれたくない」と思っている方は、この記事を読めばその気持ちがすっきりすると思います。

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振袖の基礎知識・種類など

振袖といえば成人式が一般的なイメージで、着物に関して詳しくない方であれば振袖がどういった着物なのか、理解していないという人も多いと思います。

元は未婚女性の第一礼装という位置づけの振袖は成人式はもちろん、冠婚葬祭などの最も改まった席で着用する格の高い着物です。また、振袖を細かく分けると3種類に分かれるのですが、その辺りも解説しておきます。

振袖の種類は3種類

振袖には「大振袖(本振袖)」「中振袖」「小振袖」の3種類があり、袖が長いほど格の高い着物となります。

大振袖3尺以上(およそ114センチ前後)で、目安はくるぶしくらいの長さ。
主に花嫁衣裳として着用される。
中振袖2尺5寸前後(およそ100センチ前後)が一般的で、目安はふくらはぎの真ん中より下あたり。
成人式で着用される。
小振袖2尺前後(およそ75センチ前後)で、目安は膝上くらい。
カジュアルや卒業袴として着用される。

それぞれ種類別の特徴や注意点なども紹介しておくので、参考にしてください。

大振袖

大振袖(本振袖)は最も格式が高い振袖です。本来は5つ紋をつけ、全体に柄があしらわれている絵羽模様(えばもよう)が正式とされていて、主に花嫁が着用します。

しかし、現在では紋が省略されて成人式に着用する人も増えています。

また、格の高い着物なので、親戚や友人の結婚式・結納・お見合い・卒業式・謝恩会などに着ることも可能です。

ただし、結婚式や披露宴では花嫁が振袖を着ることもあるので、一番格の高い大振袖を着る場合は、着用してもいいか事前に親族に確認するのが礼儀です。

この辺りの礼儀は少し曖昧になりがちですが、知っておかないと恥をかく場合もあるので、せっかくなら覚えておいてください。

中振袖

一般的に成人式の着物として認識されているのが中振袖と呼ばれる種類の振袖です。成人式以外でも、大振袖と同じように着ていくことができます。

中振袖の場合は格が下がるため、花嫁が振袖を着たとしても問題ありませんが、花嫁よりも目立つ色合いや柄行の場合は注意が必要という礼儀もあります。

ただし、時代と共に背が高くなってきていること、手足が長くなってきていることもあり、袖丈が長くなってきているという傾向があります。

昭和後期(50~60年代)までは一般的な長さでしたが、平成初期(元年~10年代)は2尺8寸前後(およそ108センチ前後)最近では大振袖と同じ長さの物もあります。

小振袖

小振袖は格が下がるので、結婚式や披露宴にはむいていません。ただし、柄によっては着ていくことも可能なこともあります。

主な着用場面といえば、袴をはいて卒業式に着用したり、謝恩会・観劇などの堅苦しくない場所に着ていくのが一般的です。

振袖の素材は絹

振袖の素材は「正絹(しょうけん・絹100%)」であることがほとんどです。

近年ではインクジェットの技術が進み、ポリエステルにも多色の印刷ができるようになっており、ポリエステル素材の振袖も増えています。

正絹よりも安いうえに自宅で洗えるので、ポリエステルの振袖を選ぶ人も多くなっているのが現状です。

振袖の買取相場はどれくらい?

振袖を購入する際は、通常200,000円~500,000円位が相場となっており、高級品になれば1,000,000円を超える振袖もあります。

ほとんどの買取業者で目安とされているのは購入価格の3割程度が目安で、他の種類の着物と比べても平均的に高価で買い取ってもらえることが多いです。

また、有名作家と無銘振袖では買取金額にも大きな差がありますし、高級の振袖は買取でも10万~20万くらいの買取金額も普通です。

【種類ごとの振袖買取相場一覧】

全国展開している着物買取業者が相場として出している買取額の目安は以下のようになります。

有名作家の振袖、手描き友禅、総絞り(状態良好)、襦袢・帯あり
100,000~200,000円
振袖のみ、無銘・ノーブランド
8,000~30,000円
老舗呉服店仕立ての振袖
10,000~200,000円

あくまで目安にはなりますが、地域のリサイクルショップに持っていくよりは遥かに高額な値段で買取してくれるようです。

買取相場は売る時期によって変動する?

着物の買取相場は日々変動するものではなく、市場の需要によって変わるので、着物の種類によっては売る時期で、買取相場が違うこともあります。

振袖の場合は需要がある種類ということもあり、高く買取してもらえるタイミングというのは特になく、時期によって買取額が大きく変わることはありません。

ただし、成人の日は1年で最も振袖の需要が増える日です。

成人式に着物を着るほとんどの人は、成人式の1年前の2月頃から、購入したりレンタルの予約をするのが普通でしょう。

そういった事を踏まえて需要が高まる時期を考えると、振袖を売るタイミングは、11月過ぎから1月頃が最も良く、中古振袖の需要は4月くらいまでと言われています。

ただし、購入した時期も重要で色・柄など流行りがあるので、購入してから5~10年以内を目安に、できるだけ早く売ることをおすすめします。

作家物・老舗呉服店の振袖は買取相場が高い

着物の中でも特に買取相場が高いのが「作家物」や「人気工房」のものです。作家物というのは、人間国宝(重要無形文化財保持者)や伝統工芸士の作品のことで全て手作業で制作されています。

そのため、大量生産できず希少価値が高いので、同じ振袖でも作家物のほうが、買取相場は高くなります。

ポリエステル素材の振袖は売れる?

着物の買取相場は、基本的に正絹の着物であることが前提の金額を表示してあります。そのため、ポリエステル素材の振袖は、相場の金額で買取してもらえることはありません。

また、ポリエステル素材の振袖の買取価格が相場より低い要因として、手染めではなくインクジェットの機械印刷の物が多いことも関係しています。

手染めの振袖と違い、インクジェット印刷は大量生産ができるため、希少価値が低くなるので、買取価格も低くなるのです。

種類別の買取相場について

京友禅

[左:小振袖][中央:中振袖][右:大振袖]

引用元:hhttps://www.niwaka.com/

上でも紹介したように、振袖には「小振袖・中振袖・大振袖」の3種類あり、袖の長さで種類が違います。

一般的に振袖といわれているのは中振袖ですが、近年では背の高い女性が増え、大振袖が一般的になってきているということもあり、大振袖と中振袖の買取相場がほとんど変わらないこともあります。

しかし、卒業式で着る人が増えたとはいえ、着用場面の少ない小振袖は、大振袖と中振袖に比べると買取相場が低くなります。

振袖の高額買取ポイント

振袖は着物のなかでも比較的買取額がつきやすいので、売るタイミングや売り先も大事ですが、より高く売るにはいくつかポイントがあります。

把握しておくだけでも違うと思うので、時間がある場合は読み進めてください。

作家物・老舗呉服店の振袖

買取相場のところでも伝えましたが、振袖が作家物かどうかで買取額が大きく違ってきます。

華やかな振袖は友禅染や辻ヶ花染めなどが多く、なかには人間国宝や伝統工芸士の作品のものもあり、そういったものは高額で買取してもらえます。

作家物の着物には落款(らっかん)がついているので、それによって作者が分かりますし、人気や評価の高い作家さんほど高価買取の対象となります。

帯の場合は箱があることもあるので、箱も一緒に見てもらう方が良いでしょう。

また、京友禅で有名な千總(ちそう)や、江戸刺繍の名門・大羊居(たいようきょ)といった老舗呉服店の手がけた振袖、百貨店の手がけた振袖も高額になることが多いです。

老舗呉服店や百貨店の着物はタグが付いていたり、証紙があるので、一緒に見せると高くなることもあります。

流行りの柄と古典柄では買取価格が違う

振袖はとても華やかで、さまざまな柄がありますが、柄が買取額に影響することがあります。

着物の柄には、古典柄といわれる吉祥文様(きっしょうもんよう)や有職文様(ゆうそくもんよう)、扇や鼓・御所車など、昔から受け継がれてきた伝統的な柄や文様があります。

古典柄は時代が移り変わっても、流行に左右されることがないため、ある程度古いものでも買取額がつきやすいです。

しかし、モード柄やモダン柄といわれる、流行りの柄や個性的な柄の場合、需要が少なく流行りに左右されるため、買取してもらいにくいといえます。

着物の柄は10年くらいで流行りの柄が変わるといわれているので、流行りの柄や個性的な柄の振袖の場合、できるだけ早く売るのが買取してもらえるポイントです。

文様については画像を載せておくので参考にしてください。

吉祥文様・有職文様

[左:吉祥文様][右:有職文様]

引用元:https://www.kimonoculture.com/

吉祥文様・有職文様

引用元:https://www.first-film.com/

成人式でしか着ていない振袖は高く売れる?

着物を買取してもらうには、できるだけ良い状態で、使用頻度の低い、新しいもののほうが高く買取してもらえます。

そのため、成人式だけではなく、卒業式や結婚式などで数回着ている振袖より、成人式の時に1度袖を通しただけの振袖のほうが高く買取してもらえる可能性が高いです。

ただし、1度しか袖を通してなくても手入れが悪いと、買取額が下がることもあるので保管状態はしっかりしておきましょう。また、そういった振袖に関しても出来る限り早く売るのが、高く売るポイントです。

帯もセットのほうが高く売れる?

振袖に限らず、着物は帯や帯締め・草履など着物を着る時に必要なものがたくさんあります。とくに振袖の場合は他の種類の着物と違い、着物の柄に合う帯を探すのが大変です。

また、振袖に合わせて買った帯は、他の着物に合わせるのが難しいということもあり、一緒に売るのが高く買い取りしてもらうポイントといえます。

さらに振袖に合う髪飾りなども買い取ってもらえることが多いので、使用する機会がない方はそちらも一緒に査定してもらうと良いでしょう。

人気の色(赤・ピンク・黒)は査定額アップ

振袖を買取してもらう場合は、色も査定額に左右するのですが、今も昔の振袖で一番人気があるのは「」です。

その中でも赤地に裾が黒、金色の帯の組み合わせは最も人気があるので、お持ちの方は買取に出すことも検討してみてください。

次いで人気の色が「」「ピンク」と続きます。

人気の色は高く売れる

「人気No.1の赤い振袖」「2番人気の黒い振袖」「3番人気のピンクの振袖」

引用元:http://img20.shop-pro.jp/

成人式用に買った振袖なんかだと、人と被るのが嫌で珍しい色や柄を購入した人もいると思いますが、そういった場合は査定額が下がることもあります。

とはいえ、10年単位で人気の色や柄は変わると言われているので、その時代に人気のある色であれば買取額アップも考えられます。

身丈が長いほうが高くなる

振袖は仕立て直しができる衣裳なので、サイズが大きい場合は仕立て直すことができます。逆に小さいサイズの場合はどうすることもできません。

また、現代の女性は身長が高い人が増えており、古い着物では身丈が足りないということも多いので、その着物の評価に繋がることも多いです。

そのため、丈の短い着物は買取してもらいにくいのが現状で、買取してもらえたとしても、買取額は低くなることが多くなっています。

中古振袖の使い道や売却先

着なくなった振袖はどういった使い道があるのか、またはどんな売却先があるのか分からないという方もいるはずです。

主な使い道や売却先は以下のようになるので、自分が検討している方法はどんなメリットがあり、デメリットがあるのか知っておいてください。

【着なくなった着物は??】

  • 子供や親せきのために保管しておく
  • リメイクする
  • リサイクルショップに持っていく
  • オークションやフリマアプリで売る
  • 骨董店や質屋で売る
  • 着物買取専門業者に売るる

『捨てるのはしのびないけど、どうすればいいかわからない』『安く買い叩かれたくないけど、どこを選べばいいの?』という人もいると思うので、項目ごとのメリット・デメリットをまとめてみました。

子供や親せきに譲るために保管

大事に着ていた振袖だから、未来の自分の子供のためにとっておいたり、妹や姪っ子など親戚に譲るというのも1つの方法です。売らない場合はこの手段をとることが多いと思います。

新たに買わなくていいので経済的負担は減りますし、自分の着物を肉親が着るというのは嬉しい気持ちにもなれますよね。

しかし、着物は体のサイズに合わせて仕立てられるものなので、サイズが合わないこともありますし、保管状態も大切です。

また、5~10年を超えると高価買取してもらえなくなる柄などもあるので、そのあたりも踏まえて検討したほうが良いでしょう。

リメイクでワンピースやブラウス・バッグにする

振袖の柄行(模様)によっては、訪問着に仕立て直せるものもあります。しかし、途中で柄が切れてしまうこともあり、柄行のバランスが悪い訪問着になることもあるので注意が必要です。

また、ワンピースやブラウスなど、着物以外のものにリメイクする人もいますが、自分でリメイクできない場合、かなりの費用がかかるのでミシンなどが扱える人限定と言えるでしょう。

リサイクルショップに持っていく

中古品の処分でリサイクルショップを利用する人は多いですが、振袖をリサイクルショップに持っていくメリットはあまりなく、おすすめできません。

リサイクルショップには専門の査定士がいませんし、着物の価値に関係なく買取されるため、安く買い叩かれることが多いのです。

そもそも着物の買取をしているリサイクルショップは少なく、買取自体してもらえないこともあるので、時間の無駄になることも少なくありません。

オークションやフリマアプリで売る

オークションやフリマアプリで売る人もいると思いますが、メリットとしては、自分の売りたい金額で売ることができる点です。

ただし、ある程度相場を知っていないと値段を付けるのが難しく、希望金額をつけても値引き交渉をされることが多いので、思ったように売れるとは限りません。

質問されたりする場合もあるので、着物に関する知識も多少は必要になりますし、売れてから実際にお金が入るまでの時間もかかります。

また、丁寧な梱包、購入者からの問い合わせ対応が必要になるなど、急いで売りたい人や忙しい人には向いていない売却先といえるでしょう。

骨董店や質屋に売る

骨董店や質屋は店舗によって着物の買取をしているところもあり、質屋であれば着物を担保にお金を借りることもできるので、手放したくない時はいいかもしれません。

しかし、骨董店や質屋は着物の買取をしている店舗は少なく、買取方法も持込買取がほとんどなので、かさばる振袖を持ち運ばなくてはいけません。

当然、積極的に買取しているお店でなければ買取価格も安くなってしまうので、少しでもお金に換えたいと思っている人向きの方法ではありません。

着物買取専門業者に売る

少しでもお金に換えたい人や、手間を取りたくないという方におすすめなのが、着物買取専門業者に売る方法です。

着物の価値がわかる査定士が1枚ずつ査定して、着物の価値を判断して着物の買取をしてくれるので安心して売れますし、納得して着物を売ることも可能です。

出張費や査定費・買取手数料などが一切かからないのも魅力です。

万が一、買取金額に納得出来ない場合はキャンセルも可能ですし、キャンセル費用もかからないので、安心して任せることができます。

また、知らない人が自宅に来ることへ抵抗がある人や、在宅時間が作れない人の場合は、宅配買取で買取してもらうこともできるので便利という点でもメリットは大きいです。

振袖の買取まとめ

着物を着る人は減っていますが、日本では成人の日に振袖を着る風習が根強く残っているので、毎年何万人もの人が着ます。また、未婚女性の第一礼装ということもあり、結婚式に着る人も多いです。

近年ではレンタルしているところも多く、着物のなかでも需要が高く、買取してもらいやすい種類の着物といえます。

大事にしてきた着物を、安く買い叩かれたくない方であれば、実績のある査定員がいる着物専門買取業者に買い取ってもらうのが金銭的にもメンタル的にも良いでしょう。

電話やメールで申し込みが可能ですし、出張買取や宅配買取などは無料なのでサービスとしても優秀です。

高級な振袖を持っているけど、中古だし置き場に困っているという方はこの機会に一度検討してみてはいかがでしょうか。

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