滋賀県で着物を売るならどこがいい？おすすめの着物買取店24社を紹介！

2021年6月10日

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着物を売る時に誰もが気になるのが「買取価格」。

大事にしてきた思い出の着物は、できるだけ高く買取してもらいたいですよね。

そこで、この記事では、滋賀県でおすすめの着物買取業者を紹介していきたいと思います。

滋賀県で持込買取しているところはもちろん、近くに店舗がない人でも、家に居ながらにして着物を売ることができる、滋賀県全域に対応している買取業者も紹介しています。

高額買取も可能な買取業者をピックアップしているので、買取業者を選ぶ時の参考にしてください。

滋賀県の着物買取店は？

この章で紹介する5社は、出張買取・宅配買取といった方法で、滋賀県全域に対応している買取業者を紹介しています。

少しでも高く売りたい、持込できるところが近くにないという人におすすめです。

全国展開しているおすすめの着物買取業者

着物買取対象エリア情報

地域密着の着物買取店・持込買取もできる買取店

ここで紹介するのは滋賀県に店舗があり・持込買取に対応している買取店です。

滋賀県には、着物の持込買取に対応しているところはとても少なく、着物を専門にしているところも少ないので、買取価格は期待できないかもしれません。

それでも、家の近くで持ち込めるところを探す人もいると思うので、持込買取しているところをピックアップして紹介しているので参考にしてください。

滋賀県の代表的な織物＆伝統的工芸品

滋賀県は、古くから織物に馴染みのある地域です。

もしかすると、処分しようと思っている着物や帯の中に、滋賀県の工芸品の着物も混ざっているかもしれません。

この章では、滋賀県にどんな織物や伝統的工芸品があるのかを紹介しているので、参考にしてください。

近江上布

引用元：https://jtcw.jp/

近江上布とは、滋賀県湖東で織られる、麻織物のこと。

滋賀県の湖東は、良質な麻の産地であったことから、麻織物の中でも最高級品の「上布」の産地として知られています。

近江上布の前身は、室町時代に彦根の高宮地方で生産されていた高宮布で、江戸時代に彦根周辺を取り仕切っていた彦根藩によって、染織技術が大きく進歩し発展し、近江上布といわれるようになりました。

技術の恒常により、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の絣模様を合わせながら織るという高度な絣技術が誕生し、近江上布は麻織物の最高級品である上布の中でも、日本三大上布とよばれるほどに発展したのです。

近江上布は、1977年(昭和52年)に、経済産業大臣の認定する、国の伝統的工芸品に指定されています。

上布について、『上布の着物は高く売れるって本当？買取相場と高く売るコツについて徹底解説』で詳しく紹介しているので、参考にしてください。

浜ちりめん

引用元：https://minne.com/

浜ちりめんとは、長浜市で生産される、長浜ちりめんともいわれる、高級絹織物のこと。

長浜の浜の字をとって、浜ちりめんという呼び名で親しまれていて、丹後ちりめんとともに、二大ちりめんといわれている、白物の最高級品です。

浜ちりめんは、シボが大きめなのが特徴で、染色した時に染まりやすいので、京友禅や加賀友禅の生地として使われています。

近年では、しっかりと重さのある生地で、シボの細かなものも作られるようになり、ウェディングドレスやショールなどにも使われています。

ちりめんについて、『ちりめんの着物ってどんな着物？買取相場と売る時のポイントを徹底解説！』で詳しく紹介しているので、参考にしてください。

網織紬

引用元：https://www.onostore.net/

網織紬とは、江戸時代中期の宝暦年間(1751～1764年)頃から、長浜市で生産されるようになった絹織物のこと。

長浜市は古くから養蚕(ようさん)が盛んで、漁網にも絹の糸が使用されていたのですが、使い古した網を糸にして織り込み誕生したのが、網織紬です。

地域特産の生糸を経糸(たていと)に、漁網からとった糸を緯糸(よこいと)に使い織り上げ、網を切った時のひげ状の切り口が、織りあがった時に反物の表面に出るのが特徴。

湖北特有の織物で、漁網のひげを表面に出す技術は、熟練の技が必要です。

網織紬は、滋賀県の伝統的工芸品に指定されています。

秦荘紬

引用元：http://www.kongouen.co.jp/

秦荘紬(はたしょうつむぎ)とは、愛荘町で生産される、絹糸にならない屑繭から糸を紡いで織った紬織物のこと。

6世紀に大陸から渡ってきた秦氏によって、愛知郡愛荘町に機織り技術が伝えられ、もともと養蚕が盛んだったこともあり、良質な繭は売り、売れない繭を使って自家用に織りだしたのがはじまりです。

この自家用に作っていた紬に、近江上布に受け継がれている「櫛押し絣技法」といわれる、特殊な技法を取り入れて織り上げたのが、今も伝わる秦荘紬で、滋賀県の伝統的工芸品に指定されています。

近江木綿正藍染

引用元：https://www.pref.shiga.lg.jp/

近江木綿正藍染とは、湖南市で制作される正藍染の木綿織物のこと。

江戸時代中期に、京都から染色技術から伝わったのがはじまりです。

正藍染とは、阿波(徳島県)特産の葉藍(はあい)を原料とした藍染のことですが、四国の葉藍の種子を持ち帰り栽培し、染色しはじめました。

湖南で栽培した藍で染めた織物は、従来の藍染と異なり、光沢のあるかたくて丈夫な、独特の風合が特徴となり、全国的に人気を博しました。

最盛期の大正年間(1912～1926年)には、各農家で作られていましたが、今では、一軒だけとなっています。

しかし、藍の栽培から発酵・染色・織りまで、昔からの技法が守り続けられ、現在も作り続けられています。

そんな近江木綿正藍染は、滋賀県指定の伝統的工芸品です。

手織真田紐

引用元：https://ameblo.jp/kimonosoudan999/

手織真田紐とは、機織機で経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を、平たく織った紐のこと。

真田幸村が考案したことから「真田紐」と名付けられたといわれていますが、歴史はもう少し古く、ネパールや中東から伝わってきたともいわれているので、諸説あるようです。

一重織と袋織とあり、木綿や正絹で織られていて、通常織物に必要な糸の倍以上の糸を使って、圧縮して織られるのが特徴。

そのため、伸びにくいうえに丈夫で、その丈夫さから戦国時代には、刀の下げ緒や鎧兜の紐・帯締めなどの武具として使われていたほどです。

現在は、高級な茶器や美術品・宮内庁の贈答品などを納める、桐箱の紐に使用されています。

手織真田紐は、滋賀県指定の伝統的工芸品で、すべて手作業で真田紐を作っているのは、全国で唯一人､東近江市の西村幸(にしむらこう)氏だけです。

後継者がいないこともあり、91歳になる(2019年時点)西村幸氏が制作できなくなると、手織真田紐は途絶えてしまうため、伝承の危機に貧しています。

草木染手組組紐

引用元：http://blog.e510.jp/

草木染手組組紐とは、大津市で作られている、草木染の組紐のこと。

江戸時代に、京都へ入る武士や町人の刀の下げ緒や印籠の紐を、修理したのがきっかけで、作られるようになったといわれています。

紐を作るための組台には種類があり、丸台・角台・綾竹台・内記台といわれる組台によって、100種類以上の組み方ができるのです。

なかでも、内記台は、膳所(ぜぜ)藩士の内記大膳が考案したもので、今では藤三郎紐にしか存在しない、幻の組台となっていて、内記台で組まれる組紐は、とても希少なものとなっています。

内記台で組まれた帯締めは、適度な伸縮性があり、締めやすいのが特徴で、着物を愛好家の間では今でもとても人気があります。

草木染手組組紐の淡く渋い独特の色合いは、紅花や蘇芳(すおう)・ロッグウッドといった、天然の草木からとった染料から生まれていますが、コチニール(サボテンにつく虫)やラックダイ(えんじむし)といった動物性の染料が使われることもあるそうです。

近江刺繍・彦根繍

引用元：http://shigahikone.blogspot.com/

近江刺繍・彦根繍(ひこねぬい)とは、愛知郡愛荘町で作られる刺繍織のこと。

明治26年(1893年)に、青木八右衛門が、孤児や貧しい子どもたちの働き口のために、私財を投じて製紙工場を設立し、海外向けの「貿易刺繍」を開発したのがはじまりです。

貿易刺繍には、日本の風景が多く描かれ、テーブル掛けや屏風・衝立などが、イギリスを中心に海外へと輸出され、成功をおさめたのです。

明治38年(1905年)には、職人育成のための私立彦根工芸学校を開校し、翌年には分校を設置し、近江刺繍の発展に尽力しました。

残念ながら、工芸学校は明治後期に廃校になりましたが、近江刺繍の技術は、郡立愛知実業学校(現・愛知高校)に受け継がれ、近年まで「近江刺繍」として、愛荘町を代表する産業の1つとなったのです。

受け継がれてきた近江刺繍(貿易刺繍)は、1999年(平成11年)に「彦根繍」という名で、滋賀県の伝統的工芸品に指定されています。

近江刺繍は、刺繍織という特殊な布に、刺繍を施したように直接絵を描き、主な部分だけを刺繍するというもので、伝統的工芸品に指定された彦根繍は、下絵の上に綿を置いて凹凸を出して刺繍したものです。

引用元：https://www.kbs-kyoto.co.jp/radio/gokigen/

輪奈ビロード

引用元：http://textile-tree.com/

輪奈ビロード(わなびろーど)とは、長浜で生産されている、ビロード織の技術を使った絹織物のこと。

およそ250年前の江戸時代中期に、ビロード技術が長浜に伝えられ、その後にジャガード織りによる紋織がはじめられたのがはじまりです。

ビロードの肌触りを着尺地活かす工夫がなされ、輪奈ビロードのコート地が誕生しました。

ビロードは、漢字で天と鵞鳥(がちょう)の鵞の字と絨毯を意味する絨の字で「天鵞絨」と書き、ベルベットの和語で、綿の物を別珍(べっちん)といいます。

ベルベットというと、光沢があり、毛並みのいいものを想像すると思いますが、輪奈ビロードは、光沢はあまりなく、柔らかい毛並みもほとんどありません。

しかし、輪奈ビロード独特の立体感と、なめらかな肌触りで、とても軽く着心地のいい織物です。

現在は、全国のビロードのほとんどが、長浜で生産されています。

着ない着物は売って必要なときはレンタル！

着物の買取先を探している人のなかには「着物の保管が大変だから売るけれど・着物は好きだから必要な時にはレンタルしたいな」という人もいますよね。

そんな人のために・滋賀県のレンタルショップも調べてみたので・レンタルしているところを探す時の参考にしてください。

滋賀県で着物のレンタルができるおすすめショップ

自分で着れると着物ライフが楽しくなる

着物を自分で着れるようになりたいという人のために、着付を習えるところを調べてみたので、着付け教室を探す時の参考にしてください。

滋賀県で着付けを習えるところ

まとめ

滋賀県には、持込買取に対応しているお店がいくつかありますが、着物専門に買取しているところは少なく、買取価格が低くなることも。

そんな滋賀県の人には、このページの最初に紹介している、滋賀県全域に対応している買取専門業者を上手に利用することをおすすめします。

着物は、古くても価値の高いものもあり、処分しようと思っている着物が、実はとても希少な織物だということもあるので、きちんと判断できるところに依頼したいものです。

この記事で紹介している、滋賀県全域に対応している買取専門店は専門の査定士が査定しますし、しっかり見極めて買取してもらえるので安心して任せることが可能です。