埼玉県で着物を売るならどこがいい？おすすめの着物買取店36社を紹介！

2021年5月29日

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埼玉県には、着物の買取をしているところが結構あるのですが、どこを選べばいいかわからない、入りにくいという人も多いはず。

そこでこの記事では、安心して買取を依頼でき高額買取も可能な買取店や、持込できるところなどを紹介していきたいと思います。

着物は買取してくれるところによって、大きく買取価格が違うこともあるので、高く買取してくれるところで売りたいですよね。

買取店ごとの買取方法や特徴などを紹介しているので、お店選びの参考にしてください。

埼玉県の着物買取店は？

この章で紹介する5社は、出張買取・宅配買取といった方法で、埼玉県全域に対応している買取業者を紹介しています。 近くに持込できるところがない、少しでも高く売りたいという人におすすめです。

全国展開しているおすすめの着物買取業者

着物買取対象エリア情報

地域に根ざした着物買取店はここ！持込買取もできる買取店

ここで紹介するのは埼玉県に店舗があり、持込買取に対応している買取店です。

埼玉県で持込買取に対応しているのは着物専門店もいくつかありますが、多くが質屋や買取専門店です。

質屋や買取専門店では、着物を専門に買取しているわけではないうえに、シミや汚れの少ないすぐに着れる状態のものでないと買取してもらうのは難しいようです。

持込買取しているところも気になる人は、参考にしてください。

埼玉県の代表的な織物＆伝統的工芸品

埼玉県は、朝鮮半島からの渡来人によって、高度な織物技術が伝来し、特に入間地方は、古くから織物の産地として知られていたこともあり、今でも人気のある織物もあります。

手放そうと思っている着物の中には、埼玉県で作られていた織物で、希少なものもあるかもしれません。 どんな織物なのか紹介しているので、家にある着物と見比べてみてください。

秩父銘仙(秩父織物)

引用元：https://www.zakzak.co.jp/

秩父銘仙とは糸に型染めの染色をし、裏表がないように織られた、平織りの織物のこと。秩父は、栃木県の足利銘仙・群馬県の桐生銘仙と伊勢崎銘仙・東京都の八王子銘仙と並ぶ、銘仙の5大産地といわれています。

秩父銘仙は崇神天皇(すじんてんのう)の時代に、知々夫彦命(ちちぶひこのみこと)が、養蚕と機織りの技術を秩父一体に伝えたのが始まりといわれています。

山々に囲まれた地形の秩父では、稲作が難しかったこともあり、養蚕業が盛んになり、野良着として織られるようになった「太織り(ふとり)」が評判となり、『鬼秩父』とよばれ、庶民の普段着として普及していきました。

緻密だけれど、かたくて丈夫な織物だったこともあり、武家でも重宝されるようになっていったのです。

技術が受け継がれながらも改良が重ねられ『秩父銘仙』とよばれるようになり、明治時代中期から昭和初期にかけて、おしゃれ着として全国的に広がり、今ではアンティーク着物とよばれ人気があります。

秩父銘仙の特徴でもある、大胆でデザイン性のある柄は、坂本宗太郎が解し捺染の技術を開発したことによります。

1908年(明治41年)にその解し捺染の特許を取得し、2013年(平成25年)には、経済産業大臣の認定する、国の伝統的工芸品に指定され、今なお人気のある織物です。 アンティーク着物について、『アンティーク着物は古くても高く売れる？相場価格と買取方法について解説』で紹介しているので、参考にしてください。

武州正藍染

引用元：http://www.hearty-hands.com/

武州正藍染とは昔から木綿と藍の栽培が盛んな、埼玉県の武州地域といわれている、羽生市・加須市・行田市で生産されている、正藍染の織物のこと。

起源は、天明年間(1781～1789年)と古く、藍の葉から採取した染料を自然発酵させて染めた正藍染は、明治40年代(1907年～)が最盛期で、武州の一大産業として発展していきました。

武州正藍染は、丈夫な木綿織物ということもあり、剣道着に多く用いられ、作務衣にも使われているので、目にしたことがあると思います。

また、近年では、Tシャツやジャケット・帽子・スカーフなど、おしゃれ着のアイテムとしても人気があり、さまざまな商品が作られ、武州正藍染は埼玉県指定の伝統的手工芸品に認定されています。

所沢絣

引用元：http://machizounikki.blog39.fc2.com/

所沢絣(飛白・かすりと表記されることもある)とは、狭山丘陵の南麓の村山地方で織られはじめた、木綿織物のこと。 村山地方で木綿絣が織られるようになったのは、江戸時代の文化年間(1804～1818年)といわれていて「村山絣」とよばれていました。

この村山絣は、所沢の市場に集められ卸されていたこともあり、集散地の所沢という地名から『所沢絣』の名で、世に知られるようになったのです。

所沢絣の特徴は「一本絣」で、経糸(たていと)の本数が少なく、緯糸(よこいと)を太くして、密度と厚さを補った織り方がされています。

そのため、織り上がった織物は丈夫でありながら、柔らかい風合いの織物で、寒い地域で好まれ、庶民の仕事着として人気を博しました。

湖月縮

引用元：https://4travel.jp/

湖月縮とは大正時代に川越染色学校(現・川越工業高等学校)の代1期卒業生の青年たちによって考案された、極細の木綿糸で夏物の着尺地として織られる縮の織物のこと。

第一次世界大戦の影響による経済不況や、他の織物産地が力織機を導入し大量生産をしはじめ、所沢の織物産業にかげりが見えはじめたなか、1917年(大将6年)平岡徳次郎商店を中心に「湖月会」が結成され、夏物の新製品の開発が進められ、湖月縮は誕生しました。

湖月縮は、経糸に、瓦斯糸(がすいと)といわれる、木綿糸の表面のケバを火で焼き、なめらかにして艶を出した糸を使い、緯糸に玉糸を織り込む「湖月」という技法や、「明石湖月」といわれる、絹綿交織(けんめんまざりおり)を応用した、新銘仙として売り出されました。

竹岡夢二に絵葉書を書いてもらい、女優に着てもらいポスターを作るなどして宣伝にも力を注いだ結果、大胆な色や柄が、関西地方で人気となり、京都・大阪を主な販売先として人気を博します。

しかし、湖月縮で織物産業は飛躍したものの、度重なる戦争の影響を受け、織物業界が衰退し閉店を余儀なくされたのです。そのため現在では幻の織物といわれています。

飯能大島紬

引用元：https://www.pref.saitama.lg.jp/

飯能大島紬とは埼玉県の飯能市・入間市で生産されている絹織物のこと。 飯能地方には、和銅年間(708～715年)から絹が伝わっていたとされ、元禄時代(1688～1704年)には、絹織物の産地として全国に名を知られるようになっていました。

鹿児島県の奄美大島の特産品である「大島紬」を模した紬の織物も盛んに作られていたのですが、集散地の市場が武蔵村山だったこともあり「村山大島紬」として販売されていたのです。

戦後、主に男物を生産されるように、厳選された良質の生糸を用い、1本ずつ柄合わせをしながら織り上げられるため、精緻な絣模様の男物大島紬の産地として、全国有数の地位を築きました。

板締めという技法で染色する点は、村山大島紬と同じですが、男物に特化しているということもあり、1977年(昭和52年)に、飯能の名を冠にした『飯能大島紬』と名付けられ、埼玉の特産品として売り出されるようになったのです。

翌年の1978年(昭和53年)には、埼玉県知事指定の伝統的手工芸品に指定されています。

熊谷染

熊谷染とは、型紙を使い(手描きのこともある)、美しい模様を染め出す模様染めの一種で、美しい色や模様を染め出す、友禅染や小紋の仲間ともいえる染色のこと。

安政年間(1854～1860年)頃に、細かな紋様が特徴の江戸小紋の技法を採り入れ、大正時代(1912～1926年)には、友禅染の技法を採り入れ、創意工夫によって洗練された熊谷染が誕生しました。

1978年(昭和53年)には、友禅の技法を採り入れた熊谷染は『熊谷染友禅』として、翌年の1979年(昭和54年)には、小紋の技法を採り入れた熊谷染は『熊谷染小紋』として、埼玉県の伝統的手工芸品に指定されています。

着ない着物は売って必要なときはレンタル！

着物の買取先を探している人のなかには「着物の保管が大変だから売るけれど、着物は好きだから必要な時にはレンタルしたいな」という人もいますよね。

そんな人のために、埼玉県のレンタルショップも調べてみたので、レンタルしているところを探す時の参考にしてください。

埼玉県で着物のレンタルができるおすすめショップ

自分で着れると着物ライフが楽しくなる

着物を自分で着れるようになりたいという人のために、着付を習えるところを調べてみたので、着付け教室を探す時の参考にしてください。

埼玉県で着付けを習えるところ

まとめ

埼玉県には着物を専門に持込買取に対応しているところがいくつかあり、質屋やリサイクルショップなどたくさんあるので、持込買取してもらいやすい地域といえます。

しかし、質屋やリサイクルショップは、着物専門に買取しているわけではないので、専門の査定士がいない場合もあります。

また、たくさんあると、どこに依頼していいか迷いますよね。着物は重いので持ち運ぶのも大変ですし、このページの最初に紹介している、埼玉県全域に対応している買取業者をおすすめします。

出張買取、宅配買取といった方法で買取をしている業者なので、家に居ながらにして着物を売ることができるので便利です。

さらに、専門の査定士が査定を行うので、着物の価値をしっかり見極めて買い取ってもらえます。 そんな買取業者を上手に利用して、大事にしてきた着物を少しでも高く売れるといいですね。