宮崎県で着物を売るならどこがいい？おすすめの着物買取店15社を紹介！

2021年8月5日

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この記事では、宮崎県で着物の買取をしているところを紹介していきます。

宮崎県は、着物の持込買取に対応しているところが少なく、持込できるところも、着物専門に買取しているところはほとんどありません。

そのため、着物の価値に関係なく買い取られることや重さで買取価格が決まるなど、買取価格が低くなることも…

着物は多少の汚れや古いものでも、価値の高いものもあり、思っている以上に高額になることもあるので、大事にしてきた着物は、きちんと価値を判断できるところで買取してもらいたいですよね。

このペ-ジで紹介している宮崎県全域に対応している買取業者は、専門の査定士が査定を行う高額買取も可能な買取業者を厳選しているので、着物を売る時の参考にしてください。

宮崎県の着物買取店は？

この章で紹介する5社は、出張買取・宅配買取といった方法で、宮崎県全域に対応している買取業者を紹介しています。

少しでも高く売りたい、持込できるところが近くにないという人におすすめです。

全国展開しているおすすめの着物買取業者

着物買取対象エリア情報

宮崎県の代表的な織物＆伝統的工芸品

宮崎県は、意外と知られていないのですが、古くから織物が盛んな地域で、今では希少な染織品もあり、もしかすると、処分しようと思っている着物の中に、そんな着物が混ざっているかもしれません。

この章では、宮崎県にどんな織物や伝統的工芸品があるのかを紹介しているので、参考にしてください。

宮崎手紬

引用元：http://www.ayasilk.com/

宮崎手紬とは、宮崎県で織られる手紬織物の、綾の手紬・日向紬・宮琉手紬（みやりゅうてつむぎ）などの総称です。
糸作りから手織りまでの80余りの全行程を、昔ながらの手作業で行われ、植物染料や草木染の後に、古来の技法のままに手織で織り上げられる織物のことを指します。

上記の工程で織り上げられた織物は、宮崎手紬として、宮崎県の伝統的工芸品に指定されています。

綾の手紬

引用元：https://www.kimono-shop.co.jp/

綾の手紬とは、宮崎手紬の一種で、東諸県郡綾町で生産される、手紬織物のこと。

綾の手紬は、もちろん全て手作業ですが、なんと蚕の飼育からしています。

蚕は、美智子上皇后も飼育されている「小石丸」の作り出す繭を使い、主な伝統技法は花織・天然灰汁発酵建による藍染・大和貝紫染です。

ただ、小石丸の飼育はとても難しく、採取できる糸の量がとても少ないので、とても希少な織物といえます。

なかでも、世界で最も高貴な色とされ、古代では皇帝や貴族の式服にしか使用を許されていなかった色である、大和貝紫の染色技法は、世界的に完全に技術が途絶えていた技法なのですが、現代の名工に国から指定されている秋山眞和によって、世界で初めて現代によみがえらせたのです。

大和貝紫染に使う染料は、千個の貝からわずか数グラムしか採取できないため、希少なだけでなく、とても高価な織物になります。

綾の手織は、綾町の重要無形文化財に指定されていて、とくに秋山眞和の作品であれば、さらに価値の高いものとなります。

日向紬

引用元：https://kmamiya.exblog.jp/26376002/

日向紬とは、宮崎手紬の一種で、天然藍染の真綿で織られる、手紬織物のこと。

緯糸（よこいと）で柄を織り出し、肌に馴染みやすく然りとしていて丈夫な地風が特徴の織物です。

しかし、残念ながら現在は生産が途絶えてしまっていて、とても希少な織物となっています。

とくに、久留米絣の重要無形文化財技術保持者（いわゆる人間国宝）・森山虎雄によって織られた、天然藍染の日向紬は、森山虎雄が亡くなっていることもあり、より希少な織物となっているのです。

宮琉手紬

引用元：https://furusato.ana.co.jp/

宮琉手紬とは、宮崎手紬の一種で、沖縄県で織られている「琉球紬」を原型とした、真綿の手紬織物のこと。

宮崎県の山村地帯で古くから織られていた織物で、手引の真綿紬に宮崎に自生する草木で染色され、琉球古典紬の手法を取り入れ、独自の技法で織られるようになった織物です。

本場大島紬

引用元：https://www.japanpage.net/miyakonojo/

本場大島紬とは、都城地域で生産されている大島紬のこと。

多くの人が大島紬は、奄美大島の織物と思っていると思いますが、宮崎県で織られている大島紬も偽物ではなく、正真正銘、本場大島紬なのです。

宮崎県で織られるようになったのは、奄美大島から疎開してきた人々が都城地域で織るようになり、今でも受け継がれているためです。

宮崎県で織られる大島紬は、奄美大島特産の泥染ではなく、白を基調とした精巧な絣使いの「白大島」や、梅や草木を染料として染色された糸で織られる「草木染大島」、駒糸を使用した清涼感のある最高級の夏着尺の「夏大島」が作られています。

全て、熟練の職人によって手作業で作られ、昭和50年（1975年）に、鹿児島県産の大島紬とともに、経済産業大臣が認定する、国の伝統的工芸品に指定されました。

元々の産地である奄美大島の大島紬も、伝統的工芸品に指定されているため、識別するために、奄美大島で生産されるものは本場奄美大島紬といわれています。

大島紬について、『大島紬の着物は高額で売れる？買取相場と少しでも高く売るコツを徹底解説』で詳しく紹介しているので、こちらも参考にしてください。

薩摩絣

引用元：http://www.eternel.info/

薩摩絣とは、都城市で生産されている、最高級の綿織物のこと。

薩摩絣のル-ツは、1609年（慶長14年）に、琉球王国（現・沖縄県）を侵略した薩摩藩が、租税として琉球絣を納めさせたことから始まります。

はじめは、琉球で織られていたものを薩摩藩が全国に販売していたことから、薩摩絣と呼ばれていただけでいたが、元文年間（1736～1740年）頃からは、薩摩藩でも織られるようになり、庶民の着物として人気を博しました。

しかし、徐々に需要が減っていき、生産も減少していったのです。

昭和に入り、都城市にある東郷織物工場の東郷治秋と息子の永江明夫とで、薩摩絣を研究し、大島紬の技法を取り入れ、新たな薩摩絣を生み出し、復活をとげたのです。

現在は、高級綿糸である、エジプト綿の極細糸で生産されているのですが、熟練の職人でも1反仕上げるのに半年はかかるといわれていることもあり、その希少性から「幻の織物」「木綿のダイヤモンド」と評されているくらいです。

また、大島紬や結城紬を着つくした人が、最後に求める通の人の着物として知られ、人気を博しています。

着ない着物は売って必要なときはレンタル！

着物の買取先を探している人のなかには「着物の保管が大変だから売るけれど、着物は好きだから必要な時にはレンタルしたいな」という人もいますよね。

そんな人のために、宮崎県のレンタルショップも調べてみたので、レンタルしているところを探す時の参考にしてください。

宮崎県で着物のレンタルができるおすすめショップ

自分で着れると着物ライフが楽しくなる

着物を自分で着れるようになりたいという人のために、着付を習えるところを調べてみたので、着付け教室を探す時の参考にしてください。

宮崎県で着付けを習えるところ

まとめ

宮崎県には、持込買取に対応しているお店がいくつかありますが、着物専門に買取しているところはほとんどありません。

持込買取は目の前で査定してもらえ、査定士の顔が見えるという点で安心感があり、家の近くにあれば手軽に利用できるので便利だと思います。

しかし、着物は古くても価値の高いものもあり、宮崎県には希少な織物もたくさんあるので、処分しようと思っている着物が、実はとても希少な織物だということもあるのです。

きちんと判断できるところに依頼しないと、損をするだけでなく、後悔することにも…

専門の査定士がいる着物買取店であれば、高額なものをきちんと判断できますし、査定額が低いとしてもその理由をきちんと説明してもらえます。

もちろん、思いがけない高額査定がでることもあるので、せっかくなら安心できる着物買取業者に申し込むようにしてください。