七五三の着物は買取可能？子供用着物の買取方法と相場価格！

2022年2月24日

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子供の成長をお祝いする「七五三」は、晴れ着として着物を着用することが多く、家族の中でも盛り上がるイベントの一つと言えます。

また、レンタルも視野に入れる人が多くなったとはいえ、おじいちゃんやおばあちゃんが奮発して買ってくれるということも少なくありません。

とはいえ、七五三の着物は本当にその時しか着ない上に、子供の成長は早いのであっという間にサイズアウトしてしまい、タンスの肥やしとなってしまいます。

そこでこの記事では、七五三やお宮参りの着物はどこで売ればいいのか、買取してもらうコツや買取相場を紹介していきます。

七五三の着物の買取相場

七五三で子供に着物を着せるという人は非常に多く、いくらレンタルの需要が増えたとはいえ、まだまだ購入している家庭は多いです。

しかし、サイズアウトするのも早いため、買取を検討している人が多いという特徴がありますが、七五三の着物は買取しているところが少なく相場も高くはありません。

買取相場の目安としては、購入時の金額の「10分の1から5分の1」と言われており、大人用の着物と比べても安価で取引されています。

とはいえ、中古市場でもある程度の流通量はあるので、買取できないわけではありません。

正絹で状態が良いものが条件

七五三やお宮参りで着用する着物の購入価格は、1万円～10万円台が相場なので、10分の1だと1,000円～1万円、5分の1だと5,000円～5万円ということです。

これはあくまでも正絹で状態の良い着物だった場合なので、素材や状態によっては、数百円にしかならないことや、買取してもらえないこともあります。

また、安くなる背景としてレンタルが多くなっていることと、子供の人数が減っていることも関係しています。

七五三で着る「着物」とは？

七五三は子供の成長を祝い健康を願って、氏神様（神社）にお参りするという、日本の伝統的な行事の1つです。

男の子は3歳と5歳（地域によっては5歳のみ）、女の子は3歳と7歳にお参りするもので、多くの親が子供に着物を着せています。

男の子の場合は、3歳で着物に被布コートまたは羽織袴、5歳で羽織袴を着せます。また、女の子の場合は、3歳で着物に被布コート、7歳で振袖に丸帯または結び帯となっています。

七五三の着物の素材

七五三の着物の素材は正絹のものがほとんどでしたが、近年はポリエステルのものも増えており、レンタルする場合はポリエステル素材がほとんどです。

しかし、七五三は11月15日に参拝するのが一般的であるため、寒い地域ではウール素材の着物を着せることもあります。

七五三の着物は着る頻度が少ない

上でも説明しましたが、七五三の着物は着る機会が圧倒的に少ないです。特に男の子の場合は、七五三で着る以外に機会がありません。

女の子の場合は、お正月や雛祭りの時に着せてあげることができますし、7歳の時は振袖なので、結婚式や小学校の卒業式にも着ることができます。

また、女の子の振袖は、大人の着物と同じように仕立てた場合、仕立て直して成人式でも着ることができます。

ただし、帯は替える必要があり、柄や色によっては成人式で着るには、デザインなどが若すぎることもあるので注意が必要です。

兄弟・姉妹がいればお下がりで着せることができるので、数回着せることができますが、基本的には七五三の時にだけ着せるという人がほとんどです。

着なくなった七五三の着物の処分方法

子供の成長に伴って頻繁にサイズが変わるので、着物に関してもすぐ着れなくなってしまいます。処分するのは残念に感じるかもしれませんが、タンスに入れておいても古くなってどんどん価値が下がってしまうので、それなら処分したほうが良いと思います。

七五三の着物の処分方法は以下の方法があるので、検討している方は参考にしてください。

知人に譲る

兄弟姉妹や友達・いとこなど、年が近いと子供の年齢も近くなることが多いので、人に譲る人も多いと思います。

しかし、タイミングよく子供ができるとは限りませんし、自分の子供と年が被ったり、性別が違うと譲れないことも多いので、現在譲る相手がいないという人にはおすすめしません。

リメイクする

子供の着物は鮮やかな色や華やかな柄で可愛いものが多いので、子供用のワンピースや小物にリメイクすると素敵なことが多いです。

また、サイズが小さいので、さらに小さく仕立て直して人形の着物にしたりする人もいます。

しかし、リメイクすること自体に手間と時間がかかるので、よほど洋裁好きの人でないと、自分でするのは難しいと思います。

リメイクしてくれるお店もありますが、意外と費用がかかるので、リメイクしてでも置いておきたい着物でないとおすすめできません。

リサイクルショップに持ち込む

「不要なものを処分するならリサイクルショップ」と、思っている人もいますよね。

特に子供のものは、すぐに必要なくなるものも多いので、近くにリサイクルショップがあれば、持っていくだけで現金に替えることができ、片付くので便利です。

しかし、リサイクルショップで着物の買取をしているところは少なく、買取していたとしても、専門の査定士がいないので、着物の価値ではなく、重さや枚数での買取のところがほとんどです。

オークションやフリマアプリで売る

スマホの利用者が増え、スマホで簡単にオークションやフリマアプリができるようになったことでオークションやフリマアプリを誰もが活用する時代にありました。

オークションやフリマアプリのいいところは、自分で値段をつけるので、希望の金額が付けれることですが、売れるまでに時間がかかる場合や希望金額で売れないこともあります。

また、購入者の問い合わせに対応したり、売れた時に梱包して送ったりする手間もかかるので、あまり時間が取れないという方は大変だと思います。

着物買取の専門業者に売る

七五三の着物を処分する場合に最もおすすめなのは、着物買取の専門業者に依頼することです。

七五三の着物は仕立て直しができないサイズが多く、買取してもらいにくいのですが、買取査定に関しては費用が一切かからないため、価値を知るためにも見てもらうことをおすすめします。

専門の査定士が1枚ずつ査定して、きちんと価値を判断したうえで買取してくれるので、納得して売ることができます。

また、買取業者は買取した着物の販路をたくさん持っており、買取してもらえる着物の種類もさまざまなので、七五三の着物でも買取してもらえることもあるのです。

買取してもらえれば売ればいいし、買取してもらえなければ他の処分方法で処分すればいいんですから、買取業者に依頼してからでも、他の処分方法で処分しても遅くはないはずです。

着物買取専門業者の買取方法

着物買取専門業者の買取方法は「出張買取」「宅配買取」「持込買取」の3つになります。

その中でも自宅に専門の査定士が来てくれる出張買取は、重い着物を持ち運ぶ必要がなく、出張費や査定費などの費用も一切かからないのでおすすめです。

出張買取では、目の前で1枚ずつ丁寧に査定が行われ、提示された金額になった理由もきちんと説明してくれます。

また、買取に来てもらったからといって必ず売らないといけないわけではなく、金額に納得できない場合はキャンセルも可能となっており、その際にキャンセル料などは発生しません。

出張買取の場合は、買取が成立すればその場で現金の受け取りが可能なので、最も手のかからない方法でもあります。

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「七五三の着物」買取可能ポイント

七五三の着物を買取してもらう一番のポイントは、とにかく早めに売ることです。妹や弟がいない場合は、七五三のお参りが済んだ時点で不要になってしまいます。

タンスに閉まっておいてもシミやカビになり、売りたくても買取してもらえない状態になってしまいますし、古くなればななるほど生地が劣化していきます。

また、七五三の着物には流行りの柄や色があるので、早く売ったほうが買取してもらいやすいです。他にも買取してもらえるポイントがあるので、紹介しておきます。

高品質・ブランド物・作家物の七五三着物

七五三の着物は、七五三以降に着ることがほぼ無いので、レンタルする人が増えています。しかし、初孫だったりするとおじいちゃん・おばあちゃんが購入してくれることもあるはずです。

そういった場合は予算も奮発してくれたりするので、仕立ててもらった着物が正絹のブランド物や作家物であれば、買取してもらえるこ。

メゾピアノやジャパンスタイルといったメーカー・ブランドのもので、芸能人とコラボしている七五三の着物は人気があるので、買取してもらえることもあります。

七五三の着物は小さいといえ、正絹で友禅染のものもあり、有名作家が手がけていることもあるので、思いのほか高い買取額になるケースもあります。

また、京友禅着物の老舗・千總（ちそう）が制作した七五三の着物であれば、品質や信用度が高く、高額で買取になる場合が多いので千總の着物をお持ちの方は査定に出してみることをお勧めします。

帯や小物・草履をセットで売る

七五三の着物の購入したいという人は、必要な小物や帯もまとめて欲しいと思っていることが多いので、売る際も着物関連の小物なども一緒に売ってしまったほうが良いです。

着物1枚で売るよりも一式揃っているほうが、買取業者が再販する際にも手間が省けるので、買取価格のアップにも繋がります。

七五三の着物買取まとめ

現代では着物を着る機会が減ったとはいえ、七五三は子供の伝統行事ですから、せっかくなら着物を着せてあげたいという親は多いです。

男の子も女の子も2度着る機会がありますが、成長が早くサイズが変わってくるので、毎回購入していると大変ですし、捨てるに捨てれなくて保管したままになっている家庭も多いはず。

しかし、早めに売ることで買取してもらえることもありますし、処分しようと思った際は、着物買取専門業者に相談してみるのが一番良い方法です。

買取してもらえないこともありますが、きちんと着物の価値を判断してもらえるので、納得して処分することができます。