山形県で着物を売るならどこがいい？おすすめの着物買取店16社を紹介！

2021年5月23日

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山形県は古くから絹織物が盛んということもあり、今では希少な、米沢織や長井紬・白鷹お召など、先祖から受け継いだ着物がたくさんあるという家も多いと思います。

大事にしてきた着物だからこそ、少しでも高く買取してもらいたいですよね。

この記事では、山形県で安心して利用できて、高額買取も可能な買取業者を紹介しています。

古い着物でもしっかり買取してくれるところもあるので、着物を買取してもらう会社選びの参考にしてください。

山形県で安心して任せられる着物買取店は？

この章で紹介する5社は、出張買取・宅配買取といった方法で、山形県全域に対応している買取業者を紹介しています。

近くに持込できるところがない、少しでも高く売りたいという人におすすめです。

全国展開しているおすすめの着物買取業者

着物買取対象エリア情報

地域に根ざした着物買取店はここ！持込買取もできる買取店

ここで紹介するのは山形県に店舗があり、持込買取に対応している買取店です。

山形県で持込買取に対応しているのは、多くが質屋やリサイクルショップですが、着物の買取も行っています。

しかし、質屋やリサイクルショップに持込んで買取して貰う場合、シミや汚れの少ないすぐに着れる状態のものでないと買取してもらうのは難しいようです。

持込買取しているところも気になる人は、参考にしてください。

山形県の代表的な織物＆伝統的工芸品

山形県を代表する織物や伝統的工芸品を紹介しています。

山形県の織物は、高額買取してもらえるものもあるので、処分しようと思っていた着物が、実は希少価値の高いものだったということも・・・

代々受け継がれてきた着物のなかには、山形県を代表する織物もあるかもしれないので、参考に読んでみてください。

置賜紬

引用元：https://www.tohoku.meti.go.jp/

置賜紬(おいたまつむぎ)とは、山形県の米沢・長井・白鷹に伝わる紬の総称で、1976年(昭和51年)に、経済産業大臣が認定する国の伝統的工芸品に指定された、先染めの平織りのこと。

置賜紬の技法は6つあり、3つの地域で使われる技法はそれぞれ違い、米沢では草木染紬と紅花紬、長井では緯総絣と併用絣、白鷹では米琉板締小絣と白鷹板締小絣の技法で生産されています。

米沢・長井・白鷹の3つの地域で作られるようになったのは、江戸時代の初め頃から、織物の原料となる青苧(あおそ)の栽培をし、越後方面に出荷していた、元々原料の生産地だったことにあります。

江戸時代後期に、上杉鷹山が米沢藩の9代藩主になり、自給自足の織物産地を目指したため、青苧を使った織物づくりをするようになったのです。

ところが、凶作で青苧の栽培が難しくなったため、領内に桑を植え養蚕を奨励し、絹織物の制作に方向転換していきました。

紅花や藍・紫根などの植物染料による先染めの確立し、養蚕地である長井・白鷹でも織をするようになり、明治に入ってからは、織の先進地である新潟から技術者を招き、高度な絣技術を開発していったのです。

その甲斐あって、大正から昭和初期にかけて、長井紬の「米琉絣」や白鷹紬の「板締小絣」が、全国的に知られるようになり、今も受け継がれています。

羽越しな織

引用元：https://www.japanpage.net/

羽越しな織(うえつしなおり)とは、山形県と新潟県の県境にある鶴岡市の関川地区と、新潟県村上市の山熊田地区・雷(いかづち)地区に古くから伝わる、樹皮から採れる靭皮(じんぴ)繊維で糸を作り、布状に織ったもののこと。

羽越しな織は、沖縄県の芭蕉布や静岡県の葛布と並ぶ、日本三大古代布の1つに数えられていて、文献は残っていませんが、歴史の古いもので、日本の衣服の原点といわれている織物です。

羽越しな織の原料となる樹木は、羽越地域の山間部に自生する、シナノキ・オオバボダイジュ・ノジリボダイジュが使われています。

上記の樹皮から靭皮を取り出しますが、機械化ができないため、今でも手作業で取り出し、糸を作り織られているため、大量生産できないので希少です。

羽越しな織と呼べるのは、東北の3つの地域(鶴岡市関川・村上市山熊田・雷)で制作される科布(しなふ)だけで、2005年(平成17年)に国の伝統的工芸品に認定されました。

新庄亀綾織

引用元：http://www.nihon-kankou.or.jp/

新庄亀綾織(しんじょうかめあやおり)とは、新庄市で織られる絹織物のこと。

1830年(文政13年・天保元年)に、新庄藩の9代藩主・戸澤正胤(とざわまさつぐ)が、藩の特産品を作るために、上州(現・群馬県)から技術者を招いて技術を学ばせたのがはじまりで、とても高度な技術を要する織物です。

それは、通常の平織りは、経糸(たていと)・緯いと(よこいと)を1本ずつ交互に交差させますが、亀綾織はどれも斜めに構成されているため、交差させる際に斜めになるように織る「斜文織」という技術が用いられているためです。

その技術は本当に難しく手間がかかり、熟練の職人でも10センチ織り上げるのに、丸1日かかるといわれているほど。

そんな亀綾織は、幾度も閉鎖と復興を繰り返し、明治末期に一度生産が途絶え、幻の織物といわれていましたが、県工業技術センター置賜試験所の復元を依頼し、紗綾(さや)形や八ツ橋織など9種類の技法の復元に成功し、現在に受け継がれています。

白鷹お召

引用元：http://mag.kimonokinenbi.com/

白鷹お召とは、山形県白鷹町で受け継がれる、板締め技法を用いて織られる、結城紬や大島紬と並ぶ、高級絹織物のこと。

白鷹お召は、亀甲絣弥十字絣などの絣柄の織物ですが、絣織りで板締め技法を使っているのは、白鷹お召だけです。

お召し糸とよばれる、緯糸(よこいと)に強く撚りをかけた糸で織るので、織り上がった生地にシボ(しわ・縮緬(ちりめん)ともいう)ができるのが特徴。

シボによって、サラリとした肌触りで、肌にピッタリと生地が付きすぎることがないので、風通りがよく涼しく(シャリ感といわれる感触)着られる織物です。

板締め技法による染色はもちろん、染色されたお召し糸の絣柄を合わせながら織るのも熟練の技術が必要で、1日に20～30センチほどしか織ることのできないお召しは、とても貴重な織物といえます。

山形鋳物

引用元：http://www.web-douguya.com/t

山形鋳物(やまがたいもの)とは、山形市で受け継がれる鋳物で、主に茶道具の湯釜が作られていて、現在は鉄瓶や花瓶・鉄鍋なども作られています。

山形鋳物は、平安時代の中頃に、山形地方で起こった乱をおさめるために、源頼義が山形を訪れ、行動を共にしていた鋳物職人が、山形市内に流れる川の砂と千歳公園あたりの土質が、鋳物に最適であることを発見したのがはじまりです。

この発見により、何人かの鋳物職人がこの地にとどまり、山形市で作られるようになり、
1975年(昭和50年)に、経済産業大臣が認定する、国の伝統的工芸品に指定されるほどに発展し、現在も受け継がれ、今では海外にも発信しています。

着ない着物は売って必要なときはレンタル！

着物の買取先を探している人のなかには「着物の保管が大変だから売るけれど、着物は好きだから必要な時にはレンタルしたいな」という人もいますよね。

そんな人のために、山形県のレンタルショップも調べてみたので、レンタルしているところを探す時の参考にしてください。

山形県で着物のレンタルができるおすすめショップ

自分で着れると着物ライフが楽しくなる

着物を自分で着れるようになりたいという人のために、着付を習えるところを調べてみたので、着付け教室を探す時の参考にしてください。

山形県で着付けを習えるところ

まとめ

山形県には着物を専門に持込買取しているところがありません。

古美術店やリサイクルショップ・質屋で、持込買取に対応していますが、着物専門に買取しているわけではないので、買取額が低くなることもあります。

でも、山形県は古くから織物の盛んな土地柄ということもあり、実は置賜紬や羽越しな織などの高額買取も可能な織物が混ざっていることもあるので、しっかり価値を見極められるところに依頼することをおすすめします。

このページの最初に紹介している、山形県全域に対応している買取業者は、専門の査定士が査定を行うので、価値を見極めて買取してくれるので、上手に利用して高く買取してもらうといいですね。