着物は売るタイミングで買取額が変わる?着物を少しでも高く売るコツを解説!
2018年6月5日
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着物を売ろうと思っている人のなかには、着物は季節に関係なく着るものだから、いつ売っても買取額は変わらないだろうと思っている人もいるのでは?
しかし着物は、種類や素材・柄などによって着る時期が決まっているので、季節に関係なく着れるわけではありません。
そのため、きちんと手入れしている着物や未使用品の着物の場合、売るタイミングによっては買取額UPの可能性も・・・
そこでこのページでは、どんな着物をいつ売ると買取額UPが期待できるのか紹介していきたいと思います。
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季節によって着物の価値は大きく変わる!
成人式の時しか着物を着たことがないという人にとっては、着物は洋服のように季節によって着るものが変わるのではなく、年中着れると思っている人も多いのでは?
しかし、着物は素材や仕立て方によって、着る時期が決まっています。
「袷(あわせ)」と「単衣(ひとえ)」は着る時期が違う
着物の仕立て方は大きく分けて、袷と言われる裏付きと、単衣と言われる生地1枚で仕立てる仕立て方の2種類。
袷の着物は、裾をめくると表地と違う生地で袋状に縫い合わせてありますが、単衣の着物は、生地の端を折り返して縫われているので、裾を見ると見分けやすいです。
袷の着物を着る時期が一番長く、10月から5月で、単衣は6月と9月、7月・8月の盛夏と言われる時期は、夏着物を着用します。
着物を売る時は、着る時期の長い袷の着物の方が買取してもらいやすかったのですが、昔に比べて年間を通して気温が高くなっているので、単衣の着物も袷と同じように買取してもらえるようになりました。
特に、着物をおしゃれとして着る若い人は、袷よりも単衣の着物を好むので、需要が増えてきています。
とはいえ、洋服も真冬に半袖を買う人が少ないのと同じで、着物も真冬に夏の着物や単衣の着物を好んで買う人はいないので、着る時期に合わせて売る方が買取してもらいやすいです。
【袷と単衣の仕立て方の違い】
【仕立て方による着る時期】
夏に着る着物は希少性が高いから夏前がおすすめ
夏といえば浴衣と思う人は多いと思いますが、夏着物は浴衣のことではなく、薄物といわれる、経(たて)糸と緯(よこ)糸の密度の粗い、透ける生地でできた着物のことを指します。
薄物の代表的なものが、上布(じょうふ)・紗(しゃ)・絽(ろ)・羅(ら)といわれる、絹や麻の織物です。
夏着物はとても人気が高いですが、なかなか中古市場に出回らないので、希少価値が高いですが、特に羅の帯は高額が期待できます。
人気が高いので、いつ売っても高額買取が期待できますが、着る時期の少し前、あたたかくなってきた頃に売ると、需要が高まっているのでおすすめです。
しかし、夏に大人気の浴衣は、新品の物が帯と下駄がセットになって1万円前後で販売されているので、少し早い時期に売りに出したとしても、残念ながら買取してもらうのは難しいです。
ただし、老舗呉服屋・竺仙(ちくせん)の綿絽の浴衣は、買取してもらえることもあるので、夏前に着物専門の買取業者に依頼してみましょう。
【夏着物の素材】
ウールの着物でも夏を避ければ値段がつく?
残念ながら、ウールの着物はどこの買取業者も、買取をしていないか、もしくは買取をしてもらえても低い金額での買取になるのが現状です。
その理由は「着物は特別な日に着るもの」という人が多く、普段着として着る人が減り、需要が少ないことと、ウールの生地自体が元々他の素材より安いから。
しかし、まったく欲しい人がいないというわけではないので、寒くなる前に着物買取専門業者に依頼してみるといいでしょう。
着る季節が決まっている柄は着れる季節の前に売る
洋服の柄でも季節を意識することがありますよね。
夏に雪の結晶や冬にひまわりの柄のものを着る人は、あまり見かけないです。
着物も同じで、柄によって着る時期が決まっている場合や、年間通じていつ着てもいい柄とがあり、着物の柄は査定に大きく影響があります。
季節が限定されるような柄の場合は、売るタイミングを考えて依頼したほうが、買取してもらいやすいかもしれません。
着物を売るなら行事ごとがある時期がおすすめ!
昔のように着物を普段着としてきている人は少ないので、着物の需要が高まるのは、やはり行事や冠婚葬祭の時になりますよね。
着物の買取価格は、着物を着る人が増える時期とも大きく関係しています。
振袖を売るタイミングはいつでもいい?
振袖を着るのは成人式だけではなく、結婚式や卒業式などでも着ますよね。
そのため、振袖を高く買取してもらえるタイミングというのは、特にありません。
ただし、振袖にも流行りの柄があるので、柄によっては売るタイミングで、買取価格が低くなることもあります。
古典柄と言われる伝統的な柄の場合は、売るタイミングをあまり気にすることはありませんが、その時に流行っている柄を買った場合は、できるだけ早めに売ることをおすすめします。
目安は、買ってから5~10年以内です。
【古典柄の振袖】
【流行り柄振袖】
【トレンド振袖】
七五三の着物は9月以降がねらいめ?
子供の成長を祝う七五三では、着物を着せる人もいますよね。
数え年で、男の子は3歳と5歳。女の子は5歳と7歳に晴れ着を着ます。
しかし、売るとなると、ほとんどの買取業者では買取していないのが現状。
その理由は、レンタルする人が多く、子供の着物は着る機会が少ないので需要が少ないうえに、汚れてもすぐに洗えるポリエステルの着物がほとんどなので、新品のものでも安く売っているからです。
また、子供の着物は、サイズが小さいため、仕立直しをして売ることができないので、買取してもらうのは難しいのです。
ただし、正絹の状態のいいものや流行りの柄の場合、帯や草履などの小物もセットで売れば買取してもらえることもあります。
七五三の着物は、古典柄よりも流行りの柄の方が売れやすい傾向にあるので、需要が高くなる9月以降がおすすめですが、出来るだけ早く着物買取専門業者に依頼することをおすすめします。
訪問着や付下げは子供の学校行事や七五三の時期の少し前に
着物を着る人が減っていますが、お宮参りや七五三・入学式など、特別な行事の時には着物を着るという人もいます。
そのため、訪問着や付け下げの需要が増える、学校行事や節目の行事などの時期の少し前に売ると、買取額UPが期待できるかもしれません。
結婚式が多い11月は留袖が高く売れる?
昔は嫁入り道具の1つとして留袖を親に持たせてもらっている人も多くいましたが、今では着る機会の少ない留袖は売って、着る時にレンタルする人が増えています。
そのため、1年を通して留袖の買取価格は変わりませんが、結婚式が一番多い11月は需要が高くなるので、11月の数ヶ月前に売れば、買取額がUPするかもしれません。
着物は売りたい時が売り時?!
着物を少しでも高くで売るにはタイミングは大事です。
しかし、着物の買取価格は年々下がってきています。
そして、残念ながら着物は、金やダイヤモンドのように買取額が高騰することは期待できません。
そのため「着ないと思った時」「着物を売ろうかなと思った時」が売り時で、自分にとっていいタイミングなのです。
正絹の着物はデリケート!着ないなら早く売ったほうがいい
正絹の着物はとてもデリケートで、手入れをしないとすぐに傷んでしまいます。
また、古い着物は時間がたつほどに買取価格が下がってしまうので、着ない着物はできるだけ早く売りに出した方がいいです。
古い着物の目安は、30年以上前の着物かどうか。
ただし、着物の柄は10年をめどに流行りが変わるので、古典柄ではない流行りの柄行の着物は10年以上経っていると査定が低くなります。
キャンペーンを利用すれば買取額UPが期待できる
着物を売ろうと思っている人は、どうせ売るなら、やっぱり少しでも高く売りたいと思っていますよね。
そんな人は、キャンペーン期間を利用するのがおすすめ。
着物買取専門会社では、買取金額アップのキャンペーンを行っている時があります。
「初めて利用した人」「袷の着物の買取をした場合」など、キャンペーン内容はさまざまですが、内容にあてはまった場合は、査定金額の10%UPや20%UPになることもあるので、上手に利用すると高く売ることが可能です。
どんなタイミングでも専門の買取業者に依頼しよう
着物を少しでも高く売りたいなら、売るタイミングを考えて、タイミングに合った時に売ると一番いいですが、誰もがベストなタイミングに合わせられるわけではないですよね。
すぐに売りたい人もいれば、急に売らないといけなくなった人もいます。
どんなタイミングで売るにしても、大事なのはどこで売るかです。
どんなタイミングで売る場合でも、まずは着物買取専門業者に依頼することをおすすめします。
専門の買取業者ならきちんと査定してくれる
着物だけではなく、査定してもらって買取してもらうものは色々ありますよね。
そんな、査定するもののなかでも、着物の査定はとても難しいといわれています。
着物の専門知識がないと、着物の価値に対する評価をしてもらえないので、安く買い叩かれてしまうことも・・・
そのため、専門の査定士のいないリサイクルショップでは、着物の価値に関係なく1キロいくらや1箱いくらといった買取になるので、損をすることもあるのです。
その点、買取業者なら、きちんと査定してくれるので、安心して着物を売ることができます。
まとめ
着物も季節によって着るものが違うので、需要が高くなるタイミングで売ると、買取額がUPすることもあります。
しかし、売りたいタイミングは人それぞれです。
大事にしてきた着物を少しでも高く売るなら、どんなタイミングでも着物買取専門業者に依頼するのが一番です。
着物買取専門業者の査定は無料で受けれるうえに、金額に納得できない場合は、キャンセルもでき費用もかからないので、まずは無料査定を受けて、上手に着物を売るといいですね。
着物買取業者選びに迷ったらどうすればいい?
着物買取業者がたくさんありすぎて、どこを選べばいいのか迷ってしまうことがあるはず。
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