着物はオークションやフリマアプリで売れる?利用方法とメリット・デメリット
2018年4月20日
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近頃、断捨離(だんしゃり)という、不要なものを減らすことが流行っていて、不要なものを売れるオークションやフリマ・フリマアプリは大人気です。
オークションやフリマ・フリマアプリでは、さまざまなものを売ることができ、もちろん着物を売ることもできます。
しかし、オークションやフリマ・フリマアプリの利用方法や着物はどれくらいの値段を付けたらいいのかわからないという人もいますよね。
そこでこのページでは、オークションやフリマ・フリマアプリを利用して売る方法やメリット・デメリット、着物を売る相場などを紹介していきたいと思います。
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目 次
オークションに出品して着物を売る
着物を売る方法の1つに「オークション」があります。
一般の人が利用できるのはインターネットオークションで、ヤフオクと言われる「Yahoo!オークション」と「モバオク」が有名です。
オークションは、自分が売りたい物の写真を撮り最低価格を決めてインターネット上にあげるだけで、一定期間内に一番高い値段を付けた人が落札できるというもの。
欲しい人が何人かいて競り合ってくれれば、思いがけず値段がつくこともありますが、最低価格以上の金額がつかないこともあります。
オークションの主な出品先と利用する時の違い、メリット・デメリットは以下になります。
オークションの利用条件
ヤフオク | モバオク | |
---|---|---|
参加条件 | 15歳以上で日本語が理解できる人 | 18歳以上で日本語が理解できる人 |
会員登録 | 必要 | 必要 |
利用料 | 月額498円(税込) | 月額 324 円(税込)ただし、iTunes決済・ GooglePlay 決済の場合は月額 360 円(税込) |
出品にかかる費用 | 無料 | 無料 |
送金手数料 | 不要 | 152円または540円 |
売れた時にかかる費用 | 落札価格の8.64% | 不要 |
出品取り消し手数料 | 1出品540円(税込) | ペナルティになることがある |
送料 | 落札者負担 | 立て替えが必要 |
【オークションのメリット】
- 自分の好きなタイミングで出品できる
- 本当に欲しい人に買ってもらえる
- 写真を載せるだけで持ち運びが不要
- 思いがけず高値がつくこともある
- 汚されなくて済む
【オークションのデメリット】
- 売れないこともある
- 写真を上手に撮らないと売れない
- 梱包して送らないといけない
- 落札手数料が必要なとこもある
- お金が振り込まれるか不安
オークションは、写真を載せて自分の売りたい価格からスタートすれば、欲しい人が勝手に落札してくれるので、着物を高く売りたい人にとっては、一見するととても簡単に高く売れそうな気がします。
しかし、自分にも着物の知識がないと適切な価格をつけることができないので、ある程度の知識が必要です。
また、売れないこともあるのはもちろん、売れた後の発送の手間や入金されるまでの不安を考えると、素人が着物をオークションで売るのは難しいかもしれませんね。
フリーマーケットに参加して着物を売る
全国各地の公園やスタジアム・シーサイドなどで開催されるフリーマーケットでは、いらない物や手作りのものなど規約に違反していなければ、なんでも持ち込んで売ることができます。
もちろん、着物も売れる物の1つです。
ただし、フリーマーケットは自分で値段を付けることができますが、新品の洋服で購入価格の10分の1くらい、ノーブランドの中古衣料で100円~300円が相場。コート類でも1,000円前後の値段を付けるのが一般的です。
そのため、フリーマーケットで着物を高く売るのは難しく、最悪の場合は売れずに持ち帰ることも考えられます。
フリーマーケットの出店方法
全国のフリーマーケット情報を配信している大きなサイトといえば「フリマガイド」
このサイトで開催日程や出店料金・主催者の連絡先などを確認することができます。
ただし、月額216円(税込)で登録しないと細かな情報を確認することはできません。
その他にも「フリーマーケット 〇〇(地域名)」で検索すれば、各地ごとのフリーマーケットの事務局のサイトなどから応募することが可能です。
たとえば、日本で初めてフリーマーケットが開催された大阪では「日本フリーマーケット協会」で、大阪・兵庫・奈良の開催情報を確認できます。
フリーマーケットの出店にかかる費用
フリーマーケットの出店費用は、開催地によって違いますが、車を持ち込んで出店する場合は1ブース4,000円~6,000円くらい、手持ちで出店する場合は1ブース2,000円~3,000円くらいが相場です。
【フリーマーケットのメリット】
- 買ってくれた人の顔が見れる
- 好きな値段を付けられる
- いろんなものと一緒に売れる
- 他にも出店しているお店があるのでお祭り気分で楽しい
【フリーマーケットのデメリット】
- 売れても売れなくても出店費用がかかる
- 野外が多いうえに雨天決行のところがほとんど
- 場所は割り当てられるので選べない
- 車やスーツケースで運び込まないといけない
- お釣りを準備しないといけない
- 商品を入れる袋の準備が必要
- 朝早くから夕方まで1日中いないといけない
- 中止になっても返金されず振替日に出店しないといけない
- 汚れやすい
- 値切られる
上記を見てもわかるように、フリーマーケットで着物を売るのは、デメリットのほうが多くおすすめできません。
また、高く売れないだけでなく、デリケートな着物は持ち運ぶことで、しわや汚れの原因になり価値を下げてしまうので、フリーマーケットで着物を売るのは難しいといえます。
フリマアプリを利用して着物を売る
10代・20代の女性の利用者が圧倒的に多いフリマアプリをご存知ですか?
フリマアプリは、売りたい物の写真を撮って、自分の売りたい金額をつけてアップロードするだけで、家に居ながらにしてフリーマーケットができる便利なアプリです。
そのフリマアプリのなかで最も利用者が多いのが「メルカリ」。フリマアプリの利用者の約9割がメルカリを利用しています。
次いで「ラクマ」の利用者が多いですが、圧倒的にメルカリを利用する人が多いです。
メルカリの利用方法
売る人も買う人も、会員登録が必要。
着物を売る場合は、売りたい着物の撮影をして商品説明を入力してアップロードするだけで出品が完了し、売れるのを待つだけです。
着物が売れた後は、発送すれば販売手数料(売れた金額の10%)を差し引いた代金が、事務局から振り込まれるので、買った人と直接お金のやり取りをすることはありません。
価格設定の仕方
販売価格は、基本的に300円~999万9,999円の間であれば、自分の売りたい金額で設定することができます。
ただし、出品者の多くは、送料込みの価格を設定しているようです。
それは、本来、発送にかかる送料を負担する必要はないのですが、送料と販売価格を別にすると、なかなか買い手がつきにくいというのが現状です。
そのため、販売価格を設定する場合、送料込みの設定にすることをおすすめします。
ラクマの利用方法
基本的にメルカリと同じように、売りたい物の画像をアップロードするだけですが、メルカリと違い売れても手数料はかかりません。
ただし、売れた金額を振込してもらう時の、振込手数料が216円必要です。
価格設定の仕方
ラクマの場合は、最低設定額はメルカリと同じ300円ですが、最高設定額は29万円までと低いです。
ラクマの場合も、送料込みの金額設定をおすすめします。
【フリマアプリのメリット】
- 自由に価格を設定できる
- 売買が早い
- 出品が手軽で簡単
- 間に事務局が入るので安心
- 持ち運ぶ必要がない
【フリマアプリデメリット】
- 自分で発送しないといけない
- 送料込みの販売価格でないと売れにくい
- 価格設定に上限がある
- 売れないこともある
オークションやフリマ・フリマアプリは手間がかかる
オークションやフリーマーケット・フリマアプリは、自分で売る楽しみはあるかもしれません。
しかし、オークションやフリマアプリは、梱包をして送る手間がかかり、フリーマーケットは出店場所まで運ぶ手間がかかります。
また、フリマアプリを使って出品する際は、本人確認書類の提出が必須となっていて、ラクマの場合、購入した人の取引画面に発送先として公開されるので、買ってくれた人ではあっても、個人情報を知られてしまいます。
さらに、自分で価格を設定できますが、自分自身がある程度着物の知識を持っていないと、適正価格を付けることができないので、実はもっと高くで売れるものを安く売ってしまい損をすることも・・・
オークションやフリーマーケット・フリマアプリは、手間の割にはたいした金額にならないことや売れずに処分できないこともあるので、まずは着物専門の買取業者に依頼することをおすすめします。
まずは着物買取業者を利用しよう!
着物を売りたいと思ったら、オークションやフリーマーケット・フリマアプリを利用する前に、まず着物買取業者に依頼しましょう。
着物買取業者とは、着物の買取を専門にしている業者のこと。
出張買取・宅配買取・持込買取の3つの方法から選べて、インターネットで申し込むだけで、専門家による無料査定を受けられ、家に居ながらにして着物を簡単に売ることができます。
また、たとえ自分に着物の知識がなくても、専門家が1枚ずつていねいに査定してくれるので、オークションやフリーマーケット・フリマアプリで売るよりも、高額になることも・・・
また、価格に納得がいかない時は、キャンセルもできるので、無理に売る必要もないので安心です。
【着物買取業者を使うメリット】
- 無料で査定してもらえる
- 持ち運ぶ必要がない
- 古い着物でも売れる
- キャンセルしても費用がかからない
- 宅配買取は送料がかからない
- 出張料金がかからない
- 宅配買取の梱包材を無料でもらえる
【着物買取業者を使うデメリット】
- 出張買取は知らない人が訪ねてくる
- 宅配買取は現金の受取までに少し時間がかかる
- 出張買取は値段のつかないものを引き取ってくれない
- 宅配買取をキャンセルした場合は送料がかかる
着物を売るならオークションより買取業者に頼もう!
着物を売ると決めたら、まずは着物買取専門業者に依頼をして、自分の着物の価値を知ることが大事です。
オークションやフリーマーケット・フリマアプリを利用して売る場合は、ある程度自分自身に知識がないと、価値を知らずに安く売ってしまうことにもなりかねません。
その点着物買取専門業者なら、専門の査定員にきちんと査定してもらえるので、着物の価値をきちんと判断してもらえ、思いがけず高額になることもあり、安心して売ることができます。
着物買取業者選びに迷ったらどうすればいい?
着物買取業者がたくさんありすぎて、どこを選べばいいのか迷ってしまうことがあるはず。
「着物売るガイド!」では、着物買取業者を徹底比較して特徴などを分かりやすくまとめたものを、ランキング形式で掲載しています。
着物買取業者選びに迷った時は、ぜひ一度チェックしてみてください!