着物の値段は産地で変わる?着物を売る時に買取額がUPする方法を徹底解説
2018年5月28日
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着物のことをあまり知らない人でも、大島紬(おおしまつむぎ)を知っている人は多いのではないでしょうか?
大島紬は世界三大織物の1つでもあり、日本が誇る世界的にもとても有名な織物です。
この大島紬を売る時に重要なのが、産地の証明。
大島紬のように限定された地域で作られている着物には、産地を証明する「証紙」というものがついています。
しかし、着物を売る時にこの証紙がないと、たとえ本物でも買取額が下がってしまうのです。
そこでこのページでは、産地が限定された地域の着物を売る時に、産地の証明があるとなぜ高くなるのか、証紙があるとなぜいいのか、産地が限定されている着物にはどんなものがあるのかを紹介していきたいと思います。
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目 次
産地の着物は手作りだから希少性が高い
そして、産地の織物は手作業で行われているので、大量生産できないため希少価値が高いのです。
その地域でしかできない経済産業大臣が指定する「伝統的工芸品」
伝統的工芸品は、伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)に基づいて、経済産業省が指定するもので、着物の伝統的工芸品には織物と染色品とがあります。
織物は、染色した糸を織って生地にしたもので、代表的なものに大島紬や結城紬といった紬織や西陣織があり、染織品は白い生地に色や柄を後から染めていくもので、代表的なものには京友禅や加賀友禅といった友禅染があります。
伝統的工芸品に指定されるには厳しい条件がある
地域の伝統工芸だからといって、なんでも指定されるわけではありません。
伝統的とはおよそ100年以上継続していることで、伝統的工芸品に指定されるには、法律上以下の5つの要件(伝産法第2条)を満たす必要があります。
【伝統的工芸品指定の要件】
1,主として日常生活で使われるもの
2,製造過程の主要部分が手作りであること
3,伝統的な技術又は技法によって製造されているもの
4,伝統的に使用されてきた原材料であること
5,一定の地域で産地を形成されていること
※詳しい内容は下記のサイトを参考にしてください
参考サイト:伝統的工芸品とは
伝統的工芸品と証明できる「証紙」がないと買取額が下がる?
経済産業省が認定する伝統的工芸品には、シンボルマークである伝統証紙が付いているので、査定の時に一緒に出せば買取額UPが期待できます。
ただし、証紙がない場合は、産地や伝統的工芸品に指定されているかどうかがわからないので、買取額が低くなってしまいます。
それぞれの産地や品質などがわかる証紙や、伝統的工芸品と証明する伝統証紙は、着物に仕立てる前の反物の端に付いていて、通常仕立てた着物と一緒に返してもらえるものです。
きちんと保管しているのであれば、査定の時に一緒に出しましょう。
[伝統証紙]
伝統的工芸品で高値になることが多い大島紬と結城紬
産地の着物のなかでも世界的にも有名で、高額が期待できるのが、大島紬と結城紬。
ただし、大島紬や結城紬は、類似品で粗悪品が多く出回っているので、本物かどうか区別するために、証紙に工夫が凝らしてあります。
そのため、買取してもらう時に証紙があるとないとでは、まったく買取額が違ってくるので、持っている場合は、必ず一緒に出すようにしましょう。
奄美大島の大島紬が一番高い?大島紬の条件
大島紬には定義があり、1980年(昭和55年)に通産相(現経済産業省)が伝統的工芸品に指定するにあたり制定されました。
【大島紬の5つの定義】
1,絹100%である
2,先染手織りである
3,平織りである
4,締機(しめばた)で、手作業によりタテ・ヨコの絣(かすり)の加工をしたもの
5,手機(てばた)で、タテ・ヨコ絣をカスリ合わせて織り上げたもの
※締機=絣にしたい部分に糸をくくって染めるのではなく、機で織って絣に加工するための作業のこと
大島紬は名前に由来する鹿児島県の奄美大島が発祥の地で、証紙は奄美大島で作られたものと、鹿児島県本土で作られたものの2つに分けられています。
奄美大島産の物は地球の図柄で、鹿児島県産の物は旗印になっていて、証紙が貼られる反物の端に本場奄美大島や本場縞(しま)大島といったような織り文字が入っています。
また、大島紬の証紙を粗悪品の紬に貼り替えて偽造されていてこともあり、証紙と生地とを一緒にパンチ穴をあけて、貼り替え防止の対策がされているのです。
さらに、24項目ある検査に通った物には、合格印が証紙と生地に割印してあります。
※大島紬の詳しい検査項目は下記を参考にしてください。
参考サイト:大島紬の反物について
この2つの証紙とは違う、太陽の図柄で金色の都喜エ門(ときえもん)と入った証紙の大島紬があるのですが、藤絹織物という織元の作ったブランドで、旗印の証紙はつかないものの、これも間違いなく鹿児島市産の本場大島紬で、とても人気があります。
紬の女王と言われる結城紬の条件
結城紬は、茨城県の結城市(ゆうきし)と栃木県の小山市(おやまし)で織られている国の重要無形文化財でもあり、2010年(平成22年)にユネスコ無形文化遺産にも指定されている紬織です。
国が重要無形文化財とする結城紬は、以下の3つの要件を満たしたもので、16項目の厳しい検査に通過した物だけが本場結城紬となります。
【結城紬の3つの要件】
1,糸つむぎ・・・真綿から指先で糸をつむぐ
2,絣くびり・・・防染する柄の部分を綿糸でくくる
3,織り・・・・・地機で織る
そして、買取の時に大事なのが、厳しい検査に通過している証である証紙。
偽物の証紙もあるので、注意が必要です。
【結城紬の証紙】
結城紬には6種類の証紙が貼られていますが、桑の葉での真ん中に「結」の字があるものが、本場結城紬といわれる重要無形文化財に指定されている結城紬です。
同じデザインで字が「紬」のものもあります。
紬の文字の入った結城紬は、主に結城郡(現常総市)石下町で織られている結城紬で、結城紬には違いないのですが、技法や工程が異なり、本場結城紬の厳しい基準には達していません。
そのため、重要無形文化財にも指定されている結城紬と見分けるために違うデザインの証紙が貼られているのです。
紬マークの結城紬は、本場結城紬に比べてリーズナブルなので、着るために買うにはいいのですが、買取してもらう時には、本場結城紬より価値は低くなります。
また、2つの結城紬は、検査している組合が違い、本場結城紬は本場結城紬卸商協同組合が、結城紬は茨城県結城郡織物協同組合が品質を保証していて、紬の文字の結城紬にも検査基準があります。
[上:本場結城紬の証紙]
[中央:結城紬の証紙]
[下:いしげ結城紬の証紙]
本場結城紬と結城紬との大きな差は、原材料の糸が手紬糸かどうか。
そのため本場結城紬には、絹100%の品質保証だけでなく、手紬糸であることを強調するための証紙が付いているのです。
本場結城紬と結城紬ともに、組合の検査証が付いていて、織物と検査証とで割り印してあり、貼替えてもわかるように工夫されています。
そして、本場結城紬には16項目の検査に通過した証として、下記の合格シールが貼ってあります。
他にもある!産地が重要な織物
経済産業大臣指定の伝統的工芸品に認定されている黄八丈や牛首紬も買取額UPが期待できる織物です。
特に黄八丈は、秋田黄八丈または秋田八丈といって、本場黄八丈と同じように自然の植物で染色されたよく似た織物があるので、やはり産地を証明する証紙があるかどうかがポイントになります。
八丈島に自生する草木で染める黄八丈
黄八丈とは、東京都の八丈島で室町時代から織られていたと言われている織物で、八丈島に自生する植物の天然染料で染色した糸で織られています。
本場黄八丈は、黄色・茶色・黒の3色に染めた絹糸を縞(しま)や格子模様に手織りで織り上げた鮮やかな織物です。
本場黄八丈と認められる技法は3つ。
【本場黄八丈の技法】
1,先染めの平織り又は綾織りとする
2,よこ糸の打ち込みには、手投げ杼(てなげひ)を用いる
3,染色は、手作業による浸染とする
※染料は、コブナグサ、タブノキ又はシイを原料とする植物性染料とし、媒染剤は木炭又は泥土とする。
[手投げ杼]
【本場黄八丈の証紙】
本場黄八丈の証紙も左側にパンチ穴があいていて、貼り替え防止の対策がほどこしてあります。
また、下の4つの証紙は、黄八丈の人間国宝の山下め由とその娘で東京都指定無形文化財技術保持者の山下八百子・八百子の娘である芙美子の作品の証紙です。
とても希少性が高く、新品で売られている反物でも数百万円はすると言われている作家のため、証紙があると買取額UPになります。
セミフォーマルとしても着れる牛首紬
牛首紬は、経済産業省だけでなく、石川県指定無形文化財にも指定されていて、石川県の白山市白峰で作られている紬織です。
牛首紬の特徴は、なんといっても丈夫なこと。
2匹以上の蚕(かいこ)が共同で1つの繭を作る「玉繭」と言われる、通常の繭より大きな繭からつむいだ糸は、通常の絹糸よりも太くて節があり、しなやかで丈夫な糸になります。
そのため、その丈夫な糸で織られた牛首紬は、別名「釘抜き紬」とも言われるほど丈夫な織物です。
しかし、玉繭をつむぐのはとても難しく時間もかかるため、年間に織られる牛首紬はごくわずか。
とても希少性の高い織物なのです。
また着物は、先染して生地を織る織り着物よりも、後染めの染め着物の方が格上とされているので、先染めが一般的な紬の着物は、普段着に位置づけられています。
けれど、牛首紬は後染めの友禅染で染められた訪問着や袋帯なども作っているため、紬としては珍しく、セミフォーマルとしても着れる着物として人気が高いです。
ただし近頃では、白生地に後染めで染められたものが多くなり、先染めの牛首紬の生産量が減っています。
そのため、牛首紬を買取りしてもらう時に、先染の牛首紬で証紙があれば、より高くで買取してもらえることもあるのです。
【牛首紬の証紙】
夏に人気の絽・紗・羅の織物の産地
夏の着物はなかなか中古市場には出回らないので、絽(ろ)や紗(しゃ)・羅(ら)の着物や帯は、高額で買取してもらえる可能性が高いです。
羅の帯は高額が期待できる?
3本以上の経糸(たていと)を絡ませて織り目が網のようになる「羅」の織物は、織るのがとても難しく、中世に1度衰退しましたが、大正時代に京都の西陣で再び織られるようになり、昭和に入ってから復興までに至りました。
今でも羅織職人は少ないのでとても希少性が高く、羅織のものは高くで買取してもらえます。
特に、昭和の復興時に尽力し羅の人間国宝の喜多川平郎(きたがわへいろう)や、今もなお現役で活躍している、羅と経錦(たてにしき)の技術で人間国宝の北村武資の羅織は、高くで買取してもらえます。
【喜多川平郎の羅織の帯】
【北村武資の羅織の帯】
絽や紗・羅は見るだけでわかる?
「羅」はうすものともいい、夏の織物の代表格。
その他にも夏の織物といえば、絽や紗がありますが、この3つの着物や帯は、ひと目見ればわかる織り方なので、証紙がなくても高く買取してもらえることもあります。
なかでも、丹後・長浜と共に日本三大白生地産地として有名な、新潟県の五泉市(ごせんし)は、絽と紗の産地としても有名で、皇室にも献上しているほどの上級の絹織物です。
五泉市の絽生地
【紗・絽・羅の組織図】
沖縄は織物の宝庫?伝統的工芸品に指定の織物は13種類
沖縄県は日本でも有数の織物産地で、伝統的工芸品に指定されている織物は13種類あり、国内トップです。
数ある沖縄の織物で群を抜く美しさの久米島紬
久米島は、日本の紬の発祥の地ともいわれ「紡(つむぎ)の里」と呼ばれています。
その久米島で織られる「久米島紬」は、沖縄県の織物のなかでも最も美しく、紺や茶を使った縞(しま)の物が多く、琉球紬ともいわれています。
久米島紬も、1975年(昭和50年)に国の伝統的工芸品に指定されている織物です。
久米島紬のなかでも「ゆうな染め」は希少性が高く、高額で買取してもらえることもあります。
【久米島紬の証紙】
沖縄県織物検査規格に基づいて検査されて合格した物には、2種類の合格証が貼られています。
[ゆうな染め]
ゆうな染めは、久米島に自生するゆうなの木を木灰(きばい)にした染料で染めた、銀鼠(ぎんねず)色が特徴。
ゆうな染めとわかる証紙は、久米島紬の証紙の貼ってある裏側に貼ってあります。
夏の着物で大人気の宮古上布
夏の着物で人気の麻素材の最高級品のものを「上布(じょうふ)」といいます。
沖縄県の宮古島で作られている宮古上布は、文化庁指定の重要無形文化財でもあり、経済産業大臣指定の伝統的工芸品にも認定されています。
宮古上布には白絣もありますが、南国の自然をモチーフにした織柄と、黒に近い濃い藍色が特徴。
【宮古上布の証紙】
明るい色味と絵柄が人気の読谷山花織(よみたんざんはなおり・ゆんたんざはなうい)
読谷山花織は、いろいろな組織を組み合わせて、色糸を使用して文様を織る、紋織りといわれる織り方の織物です。
伝統的な読谷山花織は、琉球藍で染められた紺地に、赤や?・白などで花模様を表してあります。
読谷山花織は、経済産業大臣の指定する伝統的工芸品に認定されていて、沖縄県の無形文化財にも指定されています。
【読谷山花織の紋柄を構成する基本図柄】
【読谷山花織の証紙】
久米島紬や宮古上布と同じように、船の図柄の証紙と伝統証紙も付いています。
かつて琉球王国の民族衣装だった琉球紅型(りゅうきゅうびんがた)
紅型は主に王族・士族の衣装として着られていたもので、赤を主といた緑・青・?・紫・黒(墨)の6色が基本色の、色鮮やかで豪華な沖縄唯一の染織物です。
王朝時代は色や図柄・文様の大きさにも身分の違いがあったため、黄色地のものや1つの模様の大きさが、縫い目を渡って構成されているような大柄の模様は王族だけしか着れませんでした。
今では沖縄県の民族衣装となり、誰でもが着れるようになり、さまざまな色やデザインのものが作られています。
多くの人が知っている、沖縄の民族衣装下の写真
【琉球紅型の証紙】
琉球紅型も国指定の伝統的工芸品に認定されているので、証紙があれば買取額がUPすることもあります。
また、琉球紅型の人間国宝の玉那覇有公(たまなはゆうこう)の作品も高額が期待できます。
琉球びんがた事業協同組合の組合員の作品には、着物の図柄の証紙が貼られ、製作者情報は手書きされていてゴム印は使用されません。
[玉那覇有公の作品と落款]
世界でも認められたユネスコ無形文化遺産の着物
日本の織物技術は世界でも評価が高く、ユネスコ無形文化遺産に登録されている織物や、世界三大織物といわれる織物などがあります。
2009年に認定された新潟県の小千谷縮と越後上布
本場結城紬がユネスコ無形文化遺産に登録されているといいましたが、その前年の2009年(平成21年)9月に「小千谷縮(おじやちぢみ)」と「越後上布(えちごじょうふ)」は、ユネスコ無形文化遺産に登録されている麻織物です。
小千谷縮にいたっては、2009年よりもさらに前の、1955年(昭和30年)に国の重要無形文化財に指定されています。
小千谷縮・越後上布の特徴は、通気性が高く、上布はさらりとした風合いで、縮(ちぢみ)は緯糸(よこいと)に強い撚りをかけて湯もみをすることでできる「シボ」と言われる凹凸があります。
糸を手積みするところから、織り上がった生地を雪にさらす工程まですべて手作業で行われるので、大量生産されることがないため、とても希少性の高い織物なので、高くで買取してもらえることがあります。
【小千谷縮の証紙】
【越後上布の証紙】
新潟は沖縄に次いで有名織物が多い
新潟県は、沖縄県に次いで、伝統的工芸品に指定されている有名織物が多いところです。
小千谷縮と越後上布の他にも、小千谷紬・塩沢紬・本塩沢・十日町絣・十日町明石ちぢみがあります。
[塩沢紬と本塩沢の証紙]
[十日町明石ちぢみ]
有名作家のものでなくても産地の友禅は高値になる?
華やかな着物の代名詞でもある友禅。
留袖や訪問着・振袖などの格の高い着物に多いです。
友禅染といえば、京・加賀・東京の3つの産地が有名で、3つの産地の友禅であれば有名作家物の着物でなくても、比較的高く買取してもらえます。
産地作品の友禅は使い勝手がいいから人気が高い
産地の友禅は、産地ごとに色調や図柄に特色があり、一目見ればどこの友禅かわかります。
また、産地の友禅であれば、使い勝手がよく需要があるので、中古であっても人気が高いです。
【産地の友禅の特徴】
[京友禅]
京友禅は、柔らかい色調で、基調となっている色がわからないくらい多彩な色使いですが、上品で華やかに染められていて、刺繍や金箔を効果的に使っています。
また、古風な有職模様や琳派模様などの文様が特徴
[主な有職模様]
[上段:琳派模様]
[下段:京友禅柄]
[加賀友禅]
加賀友禅も京友禅のように多彩な色使いではあるものの、加賀五彩(臙脂(えんじ)・黄土・古代紫・草緑・藍)といって、基調となる色があります。
特に、紅色や紫、緑などの深みがあって豪奢な色を基調とし、優雅で艶やかな色使いで、京友禅と違い、刺繍や金箔をあまり使わないのが特徴。
そして、もう1つ、草花に虫食いを描いたり、ぼかしを用いるのが加賀友禅の特徴です。
草花のきれいな状態だけを描く京友禅と違い、葉っぱの虫食いや破れなどをありのまま描き、外側が一番濃く内側にかけて薄くぼかしていく手法で描かれています。
【加賀友禅の虫食いとぼかし】
[左:虫食い][右:ぼかし]
[東京友禅]
友禅染は1684年~87年頃に京都で発祥しましたが、江戸(東京)で友禅染が盛んになったのは、120年ほど後の1804年~27年頃のことです。
東京友禅が経済産業省指定の伝統的工芸品に認定されたのは1980年(昭和55年)。
京友禅の流れを組んでいますが、京友禅のように色彩豊かではなく、藍・茶・白などの渋みのあるあっさりとした色使いで、千鳥・磯の松・葦(あし)・釣り船などの町人好みの粋な図柄が特徴です。
[東京友禅柄]
[東京友禅柄]
着物だけじゃない!帯や反物でも高く売れる
友禅は、着物だけではなく帯や反物も買取してもらえます。
友禅は見ればわかりますが、証紙があるので、証紙があれば一緒に出すほうが買取額UPになる可能性があります。
【友禅の証紙】
[左:京友禅証紙][右:東京友禅証紙]
[加賀友禅証紙]
どんな着物かわからなくても着物買取専門業者を利用しよう。
着物を買取に出すときにどこの産地のものかわからなかったり、わかっていても証紙がなくて証明できないことがあります。
産地を証明できないからといって、あきらめてはいけません。
産地が証明できなくても専門家には良さがわかる
着物を売るときに産地を証明する証紙を持っていない人は多いです。
もちろん、証紙がある方が買取額はUPしますが、証紙がなくても着物買取専門業者の査定士は、きちんと判断してくれるので安心です。
リサイクルショップでは古着として扱われるだけ
証紙がないからといって、リサイクルショップに持っていくのは、あまりおすすめできません。
なぜなら、リサイクルショップには、専門の査定士がいないため、着物の価値を評価して買取してもらえるわけではなく、生地として買取しているだけだからです。
1キロいくら、1箱いくらといった買取り方になるので、まずは着物買取専門業者に依頼して、着物の価値を判断してもらうことをおすすめします。
まとめ
着物は、産地によって高くで買取してもらえることもあります。
その産地を証明するために必要なのが「証紙」
証紙があると無いとでは、買取額が違ってくるので、買取を依頼する時に証紙の有無を確認しないといけません。
そして、きちんと着物の価値を判断できる着物買取専門業者に依頼して、きちんと査定してもらうといいですね。
着物買取業者選びに迷ったらどうすればいい?
着物買取業者がたくさんありすぎて、どこを選べばいいのか迷ってしまうことがあるはず。
「着物売るガイド!」では、着物買取業者を徹底比較して特徴などを分かりやすくまとめたものを、ランキング形式で掲載しています。
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