着物に汚れやシミがあっても売りたい!状態が悪くても売れる着物の条件とは?

2018年6月5日

着物に汚れやシミがあっても売りたい!状態が悪くても売れる着物の条件とは?

着物を売ろうとタンスから出したらシミやカビが・・・

そんな時に、シミやカビがあるから売れない、捨てるしかないと思っている人は多いですよね。

でも、ちょっと待って!捨てるのは査定に出してからでも遅くありません。

なぜなら着物は、元々染め直しをしたり仕立て直しをして長く着るものなので、状態によっては買取してもらえることも・・・

ただし、買取価格が下がったり、買取ってもらえないこともあります。

そこでこのページでは、買取不可になるのはどんな状態のものか、買取不可だった場合の処分方法など、捨てる前に役立つ情報を紹介します。

シミや汚れがあっても買取可能な場合とは

シミや汚れがあっても買取可能な場合とは

着物を売る時に気になるシミや汚れは、付いている場所や度合によっては、買取してもらえることもあります。

まずは、シミや汚れが付きやすい位置と主な原因を紹介します。

【着物のシミや汚れがつきやすいところ】
1,衿
2,着物の左右前身頃胸元
3,袖
4,裾(上前・下前の両方)
5,後ろ身頃
6,胴裏(どううら)

シミや汚れの原因は位置によってだいたい決まっていて、6つの位置の汚れ方は以下のような理由が原因のことが多いです。

1,衿
ファンデーションや口紅・汗で汚れていることが多い。

また、保管状態が悪いと汗汚れは、シミや黄ばみになり、変色したりカビが原因。

2,着物の左右前身頃の胸元
飲食中の食べこぼし、飛びはねなどがつきやすい位置で、特に帯から上の胸元のあたりが汚れていることが多いです。

3,袖
袖は全体的に汚れていることが多いところで、特に袖口や袂(たもと・下図3番の下部)は、食事や手洗いなどの時に汚していることが多いです。

4,裾(上前・下前の両方)
歩行中の泥はねや水はね・土ぼこりなどで汚していることが多い部位で、表だけではなく裏も汚れていることが多いです。

5,後ろ身頃
椅子に座ったり、トイレの時に汚してしまう部位で、お尻にあたるあたりは要注意です。

6,胴裏(どううら)のシミは、全体的に薄い黄色になっている場合は経年劣化による変色ですが、黄色い斑点状のものはカビで、濃い黄色または茶色く変色している場合は酸化です。

着物のシミや汚れがつきやすいところ

引用元:https://wa-rinz.jp/

シミや汚れがあっても、下記のような場合はよほどひどい状態でない限り、買取してもらえます。

希少性の高い着物はシミや汚れがひどくなければ売れる?

人間国宝(重要無形文化財保持者)や伝統的工芸品に指定されている着物や、老舗呉服屋や有名人のプロデュースしている着物などは、多少のシミや汚れがあっても高く買取してもらえます。

ただし、美品のものと比べると買取額は下がるので、着物の種類によっては、数百円から数千円の買取になることもあります。

大は小を兼ねる?仕立て直せる大きい着物は買取可能

大は小を兼ねる?仕立て直せる大きい着物は買取可能

基本的に着物は小さい物より大きい物の方が、仕立て直せるので買取してもらいやすいです。

大きさの目安は、身長160センチ以上の人に対応できるかどうか。

特に、シミや汚れがある場合、仕立て直せない小さな着物は買取してもらえないこともあります。

小さい虫食いは大丈夫?

天然素材でできている着物は、虫食いの被害に合いやすいのですが、虫食いの位置や大きさによっては、買取してもらえることもあります。

特に、昭和初期頃までの大正ロマン・昭和モダンといわれる柄行の着物は、古くて虫食いの被害にあっているものも多いですが、人気が高いので買取してもらえることが多いです。

和装小物にリメイクできると売れるかも

あまりにシミや汚れ・虫食いがひどい場合でも、リメイクして使用できる部分がある場合は、買取してもらえることもあります。

しかし、多くの買取業者では、わざわざリメイクして中古販売しないので、着物として着れるものでない場合は、買取してもらうのは難しいです。

買い取りしてもらえない状態のものは

買い取りしてもらえない状態のものは

どんな着物でも査定しますという買取業者もありますが、必ず買取してもらえるというわけではありません。

買取業者ごとに基準があり、どうしても買取してもらいにくい着物もあります。

絶対というわけではありませんが、下記のような着物を買取してもらうのは難しいかもしれません。

黄ばみやカビが柄にも影響してると売れない?

表地自体が汚れている場合は、汚れの度合によっては買取してもらえることもありますが、裏付きの袷(あわせ)の着物で、黄色い斑点状のカビや増量剤による濃い黄色または茶色の酸化黃変が表地の柄にまで影響している場合は、買取してもらうのは難しいです。

特に酸化黃変原因が、増量剤の影響によるものの場合、シミ抜きで濡らしたり汗をかくだけでも表地に移ってしまうので、汚れを落とすことが難しいため、買取してもらえません。

裏地は取り替えができますが、かなりの手間と費用がかかるので、よほど希少価値の高い着物でないと買取してもらえないのです。

黄ばみやカビが柄にも影響してると売れない

[左:裏地の変色][右:古い汗による黄ばみ]

引用元:https://www.ayanas.co.jp/

仕立て直しができない小さい着物は買取不可?

着物買取業者では、買取した着物は中古市場で販売するか、レンタル屋に販売することがほとんどです。

そのため、着物を日常的に着ていた頃と比べ、平均身長が高くなっている現代では、小さい着物の需要は少ないので、買取してもらいにくいのです。

小さい着物の目安は、身長140センチまでしか対応できない着物。

簡単に言うと、子供の着物のことですね。

ただし、柄によっては買取してもらえることもあるので、着物買取専門業者に査定してもらいましょう。

カビや樟脳(しょうのう)の匂いがきついものはNG

カビや樟脳(しょうのう)の匂いがきついものはNG

においのついている着物の買取は、そのにおいが取れるかどうかで違ってきます。

カビやタバコ・香水などのしみついたキツイにおいの場合は、風通しをしてもにおいが抜けないことがほとんどなので、買取してもらうことは難しいでしょう。

ただし、樟脳のにおいは風を通せば抜けることもあるので、買取してもらう数日前から陰干しで風通しをしておけば買取してもらえることもあります。

着物も焼かないほうがいい!日焼けした着物は値段がつかない?

人の肌はちゃんと日焼け対策せずに日焼けするとシミになりますが、着物も同じです。

着物の多くは正絹(しょうけん)でできていますが、絹は紫外線を吸収する性質を持っているため、着るだけで紫外線対策になるのですが、その反面、長時間直射日光にあたると黄色く変色するという欠点があります。

日焼けして変色や色あせている場合、度合いによっては買取してもらえません。

日焼けによる変色

[日焼けによる変色]

引用元:https://kurumaya.tv/

上記の状態でも、実際に見てみないと汚れやにおいの度合はわからないので、どんな状態の着物でも査定してくれる買取業者に見てもらうことをおすすめします。

手を加えれば売れるかも?

手を加えれば売れるかも?

元々着物は、汚れたりサイズが合わなくなったりした物を、洗い張り※をして仕立て直しや染め直しをして、大事に着続けて受け継がれていくものでした。

そのため、クリーニングに出したり、仕立て直せば着れるようになり、買取してもらいやすくはなります。

しかし、着物の洗い張りや仕立て直しは、意外と費用がかかります。

手間をかけて買取ってもらえても、かかった費用より高くで買取してもらえるとは限らないので、買取額が少し下がるくらいなら、そのままの状態で見てもらったほうがいいこともあるので、まずは無料査定に出してみることをおすすめします。

※洗い張りとは・・・着物をほどいて反物の状態にもどして洗い、染め直しや仕立直しすること。汚れやくすみがなくなり、糊付けをして乾かすので、元のハリと光沢を取り戻すことができます。

胴裏は付け替えることができる

胴裏は付け替えることができる

裏地付きの着物で、最もシミや汚れになるのが「胴裏(どううら)」と言われる、背中から腰にかけての裏地部分。

この部分だけを、取り替えることができます。

ちなみに、胴裏の交換費用は、交換料金がおよそ2万円~3万円(着物の種類で異なる)、交換する胴裏生地が1万円ほど掛かります。

この金額から考えても、胴裏を交換しても、かなり高額で買取してもらえる着物でないと、損をしてしまうのがわかりますよね。

有名作家の物や着物の種類によっては買取してもらえることもあるので、そのままの状態で査定してもらいましょう。

胴裏の位置

[胴裏の位置]

引用元:http://www.shiminukitakase.com/

風を通して匂いが取れるものは陰干しを

着物を売ろうと思って、タンスから出した時に、においがキツイと思ったら、慌てて売らずに、風を通してある程度においをとってから依頼するようにしましょう。

ただし、風通しをする時は、色焼け防止のために、紫外線にあたらないよう必ず陰干ししないといけません。

絶対にやってはいけないこと

着物を少しでも高く売るために、手入れをするのはいいことですが、シミや汚れのある着物のシミ抜きや汚れ落としを自分でやってはいけません。

その理由は、事態を悪化させてしまうことが多いから。

良かれと思ってシミ抜きをする人もいると思いますが、シミや汚れの原因に合わせた手入れをしないと、シミや汚れを落とすどころか広げてしまうことにもなりかねません。

絹は摩擦に弱く、強くこすったり濡れた状態でこすると、スレといって生地が毛羽立った状態になり、高く買取してもらうどころか、買取してもらうのが難しくなります。

また、絹は熱にも弱いため、お湯やアイロンを使ってもいけません。生地が縮んでしまったり、色移りや変色することも・・・

買取業者によっては、シミや汚れがあっても買取してくれることもあるので、ヘタに触って状態を悪化させるよりも、そのままの状態で査定してもらうことをおすすめします。

値段がつかない着物の処分はどうすればいい?

値段がつかない着物の処分はどうすればいい?

残念ながら、査定の結果、買取してもらえないこともあります。

そんな場合でもあきらめるのはまだ早いです。捨てるのはちょっと待ってください。

出張買取で持ち帰ってもらえなかった着物は捨てるしかない?

出張買取の場合、値段がつかなかった着物は、持ち帰ってくれません。

しかし、捨てるのはもったいないですよね。そんな場合は、まず他の買取業者の「出張買取」を依頼しましょう。

なぜなら、買取の査定ポイントは、買取業者によって違うので、他の買取業者で買取してもらえることもあるからです。

たとえば、A社では買取不可の着物が、B社では500円ということもあるということ。

じゃあ、宅配買取でもいいのでは?と思った人もいますよね。たしかに、宅配買取で買取額がつくかもしれません。

しかし、宅配買取は送る時に送料はかかりませんが、返送してもらう場合、送料を自己負担しなくてはいけません。

万が一、買取金額に同意できない場合や、買取金額がつかなくて返品を希望した時に、送料がかかるので、他の買取業者にも査定してもらいたい場合に、送料がかかってしまいます。

その点、出張買取なら、出張費用・査定費用・キャンセル費用が一切かからないので、数社に査定してもらって納得して着物を売ることができるのです。

宅配買取なら無料で処分してくれる

宅配買取なら無料で処分してくれる

出張買取に何度も来てもらうのは面倒だけど、着物を捨てるのはちょっと・・・と、いう人の場合は、宅配買取をおすすめします。

宅配買取なら、万が一値段がつかなかった着物も、無料で引き取ってくれるので、ダンボールに詰めて送るだけでOK

手間も費用もかからないので便利です。

量が多い時はリサイクルショップに持ち込むといい?

出張買取で持ち帰ってもらえなかった着物を、宅配買取に出すのもいいですが、量が多い場合は、リサイクルショップに持ち込むといいかもしれません。

なぜなら、リサイクルショップでは、キロ単位や枚数単位で買取していることが多いです。

着物は1枚800グラム~1キロほどあり、量が多いとかなりの重さになるので、意外と値段がつくかもしれません。

また、出張買取に依頼することによって、だいたいの相場を知ることができます。

相場価格を参考に、自分で金額をつけて売る、フリマアプリやオークションに出品して売るのもいいかもしれませんね。

どんな物でも査定してくれる買取専門業者がある!

どんな物でも査定してくれる買取専門業者がある!

買取業者によっては、買取対象の着物の種類を指定している業者もありますが、どんな着物でも査定してくれる買取業者もあります。

必ず買取してもらえるわけではありませんが、買取業者選びに迷った時は、なんでも見てくれるところを選ぶようにしましょう。

また、着物の買取は、買取業者によって査定ポイントが違います。

古い着物やシミ・汚れがある着物であっても買取してもらえることもあるので、自分で判断せずに専門の業者に査定してもらいましょう。

全国展開の大手買取業者は柔軟な対応

全国展開の大手買取業者は柔軟な対応

どこに頼んでいいかわからない時は、全国展開している大手買取業者を利用しましょう。

大手買取業者なら、独自の販売ルートを持っているところが多いので、買取できる着物の種類が多く、買取してもらいやすいです。

また、全国各地に出張買取に出ている査定士のスケジュールを一括で管理していて、査定士とリアルタイムで連絡を取り合っているので、タイミングが合えば、急な依頼にも対応してもらえます。

まとめ

着物を売る人のなかには、古い着物やタンスにしまったままでシミや汚れのある着物を売りたいという人もいると思います。

どうせ買取してもらえない、いくらにもならないと、捨ててしまったりリサイクルショップで安く売ってしまう人も多いです。

しかし、着物買取専門業者は、シミや汚れがあっても着物の種類や柄・有名作家物など、さまざまな要素を総合的に判断しているので、意外と買取してくれます。

餅は餅屋。自分で判断せずに、まずは着物買取専門業者に依頼して、査定してもらうのが一番です。

捨てるのは、それからでも決して遅くないですよね。

着物買取業者選びに迷ったらどうすればいい?

着物買取業者選びに迷ったらどうすればいい?

着物買取業者がたくさんありすぎて、どこを選べばいいのか迷ってしまいがち。

「着物売るガイド!」では、着物買取業者を徹底比較して特徴などを分かりやすくまとめたものを、ランキング形式で掲載しています。

着物買取業者選びに迷った時は、ぜひ一度チェックしてみてください!

おすすめの着物買取業者ベスト5を見る