着物の宅配買取まとめ！申し込み方法やメリット・デメリットを解説

2022年2月8日

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着物を買取査定に出したい「忙しくて家にいる時間がない」「家に知らない人が来るのは嫌」「近くに持ち込めるお店がない」など、色んな理由があり躊躇している人もいるはずです。

そんな人は時間や場所を気にせず、自分の都合のいい時に申し込みができ、着物を送ることができる「宅配買取」という買取方法がおすすめです。

しかし、簡単に申し込みができるとはいえ、メリットやデメリットはありますし、利用する場合は手順なども事前に確認しておいたほうが良いでしょう。

そこでこの記事では、以下のような内容について紹介しておきます。

読み進めて頂ければ、あなたが宅配買取を利用するべきかどうか分かると思うので、利用を検討している場合は是非参考にしてください。

宅配買取で送料は必要？

宅配買取に関して最も気になるのが、送料だという人は多いはずです。送るのにお金がかかってしまい、いくらになるか分からない着物を査定に出すのは中々勇気が必要です。

また、着物は普通の洋服と比べてかさばりやすく、重量もあるため普通に送ろうとすると意外と送料が必要になりますが、宅配買取で着物専門買取業者に送る場合は送料がかかりません。

しかも、着物を送るのに必要なダンボールなど、梱包キットも事前に送られてくるので、利用者側の手間も最小限になっています。

【着物買取専門業者ごとの返却時・送料一覧】

宅配買取を利用する際に最も大切となるのが、キャンセルによる返却時の送料負担です。基本的にキャンセル時の送料は自己負担になりますが、コメ兵だけは送料も負担してくれます。

買取金額が分からないのに、キャンセル時の送料は自己負担というのは宅配買取の最も大きなデメリットになります。そのため、出張買取を希望する人が多いというのも納得です。

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値段がつかない着物・買取不可の場合は着払いで返送？

宅配買取で着物を売る場合、汚れている物や傷んでいる着物は値段がつかないことがあります。そういった着物でも、着物買取専門業者によっては無料で処分してくれる場合もあります。

しかし、こちらも業者によって対応が異なっており、送料着払いで返送される所もあるので事前に確認しておきましょう。

【買取不可の着物・対応一覧】

こちらに関してもコメ兵のみが無料で処分してくれるようになっています。また、着物10（旧ヤマトク）と久屋に関しては一部のみの返却には対応しておらず、その変わり無料で処分してくれます。

宅配買取・利用者の口コミは？評判は良い？

実際に宅配買取を利用した人たちはどういった意見を持っているのか知ってもらうために、SNSで見つけてきました。参考になるはずなので、じっくりと読んでみてください。

宅配買取は楽だという意見が多く、持ち込んだりするのが面倒だという人が利用しているようです。

また、印象的だったのが買取価格に期待している人も少ない印象で、どちらかというと断捨離をしたい人にとって宅配買取は便利なのでしょう。この辺りも出張買取や持込買取をしている人との大きな違いです。

梱包キット（ダンボール）について

宅配買取を利用する場合は送るためのダンボールが必要になりますが、当サイトで紹介しているおすすめの着物買取業者は、すべて梱包用のダンボールを無料で送ってくれます。

自分でダンボールを用意するのは大変ですし、送り状なども添付してくれるので手間といえば、売りたい着物をダンボールに入れるだけで済みます。

また、宅配買取専門の着物10や久屋の梱包キットには、ガムテープもついているので、何も用意しなくても送れるので便利です。

【無料梱包キットの申し込み方法と内容一覧】

各着物買取業者の宅配買取の申し込み方法ときっと内容になっています。少しずつサービス内容が違っているので、気になる方は把握しておいてください。

バイセル

買取プレミアム

福ちゃん

着物10

久屋

コメ兵

以上が申し込み方法ですが、宅配買取を利用する人のなかには実家や祖父母の家など、自宅以外に置いてある着物を売りたいという人もいると思います。

買取業者によっては梱包キットを送ってくれるところもあるので、自宅以外で梱包キットの受け取りを希望する場合は、下記を参考にしてください。

【梱包キットの受け取り条件一覧】

※本人限定受取郵便とは、本人しか受け取れない郵便物のこと。受け取りの際に現住所が確認できる本人確認書類の提示が必要です。同居家族であっても受け取ることはできません。

また、ヤマトクと久屋はどこへでも梱包キットを送ってくれますが、沖縄と離島へは送料の関係上、送ってもらうことはできません。

沖縄と離島の場合、ゆうパックの着払いなら買取はしてくれるので、ダンボールを自分で用意して送れば買取は可能です。

宅配買取で送る着物の枚数に制限はある？

宅配買取はダンボールに入れて送るだけなので、簡単で便利ですが「送料を負担してもらえる分、枚数に制限があるんじゃないの？」と、思っている人もいると思います。

1枚でも送れるのか、最大何枚まで送れるのか、送れる枚数は気になりますよね。宅配買取で送れる着物の枚数は買取業者によって違い、1枚から送れるところもあります。

【買取業者ごとの送れる枚数】

基本的に1枚から買取可能なところが多いですが、作家物やブランド着物でない限り、中々値が付くのは難しいと思います。

そのため、1枚を送るよりも他の着物や小物なども詰めて送ったほうが買取査定額アップになる可能性は大きいです。

宅配買取で送れる枚数や重量の上限は？

宅配買取を利用する人の中には、遺品整理や譲り受けた大量の着物を買取してもらいたいという人もいるかもしれません。

しかし、どこの買取業者も宅配買取で送る着物の枚数に上限は設けていません。

ただし、ダンボールの枚数に上限を設けている買取業者があるので、その場合はダンボールに入る枚数が上限ということになります。

また、運送会社では上限重量が決まっており、1箱30kgまでとなっています。そのため、ダンボールに入る枚数に関係なく1箱30kgが上限となります。

梱包キットのダンボール上限

ダンボールを送ってもらえるのは便利ですが、1箱に着物が何枚入るのかわからないと「いざ詰めてみたら足りない」なんてこともあるので、気になりますよね。

送ってもらえるダンボールの枚数や入る枚数は、着物買取専門業者によって違い、ダンボールのサイズを選べるところもあります。

【買取業者ごとのダンボールについて】

電話で申し込みをする場合は、その際に着物の量を伝えておけば、その量に合わせたダンボールのサイズや枚数を送ってもらえます。

しかし、スマホやパソコンから申し込む場合は自分で判断することになります。着物は意外とかさばるので、送りたい着物の量を把握してから申し込むことをおすすめします。

着物は枚数が増えると非常に重くなるので、枚数が多い場合は多めにダンボールを頼むようにしましょう。

返送期限について

買取の申し込み後はどれくらいで着物を送れば良いのか？人によっては手続きはできてもすぐには動けない場合もあると思うので、買取業者ごとの期限は目安をまとめておきます。

【返送期限一覧】

発送に関しては遅れてもペナルティなどがあるわけではないので、焦ることはありませんが、時間が経ちすぎた場合は連絡を入れておいたほうが良いでしょう。

宅配キットを利用せず自分で送る事も可能

宅配買取を利用する際に、宅配キットが必要ではない人もいるはずです。

自分でダンボールを用意できるのであれば、買取依頼書だけを取り寄せるか、プリントアウトすれば大丈夫です。ただし、その場合も事前に申し込は必要です。

申し込みせずに送ると受付してもらえず、往復の送料がかかってくることもあるので注意しましょう。

宅配買取の申し込みから買取までの流れ

宅配買取の申し込みから買取までは非常に簡単で、スマホ・パソコンから申し込む方法と電話で申し込む方法の2種類です。

申し込みから買取までの流れを詳しく載せておくので、気になる方は参考にしてください。

宅配買取の申し込み方法

【スマホ・パソコンでの買取までの流れ】

申し込み着物買取専門業者の公式サイトの「今すぐ無料査定を申し込む」「無料梱包キットお申込み」などの画面にある申し込みフォームに入力 ↓必要事項を入力して送信※画像を添付できない場合は、添付しなくても申込可能 ↓無料梱包キットの受取送りたい着物と必要書類を同封して梱包 ↓集荷依頼と発送集荷依頼フォームから申し込むまたは電話で依頼（着物買取専門業者によって異なる） ↓査定金額のお知らせ電話またはメールで連絡（着物買取専門業者によって異なる） ↓買取の返答メールまたは電話で返答 ↓買取額の受取指定した金融機関の口座に振り込まれる

【電話での買取までの流れ】

申し込みフリーダイヤルに電話してオペレーターの質問に答える ↓無料梱包キットの受取送りたい着物と必要書類を同封して梱包 ↓集荷依頼と発送集荷依頼フォームから申し込むまたは電話で依頼（着物買取専門業者によって異なる） ↓査定金額のお知らせ電話またはメールで連絡（着物買取専門業者によって異なる） ↓買取の返答メールまたは電話で返答 ↓買取額の受取指定した金融機関の口座に振り込まれる

私自身、どちらも経験したことがあるのですが、非常に簡単なので申し込みで躓くことはないと思うので安心してください。

宅配買取で送る際の注意点

着物買取専門業者によって査定基準は違いますが、少しでも高く買取ってもらうには、できるだけいい状態で送るべきです。

また、送る時に必要な書類もあるので、忘れずに入れておかないと買取金の受け取りができないだけでなく、トラブルの際に困ることにもなるので封をする前に確認が必要です。

そのため、着物を宅配買取に出す時は下記のことに注意しましょう。

買取依頼書を同封する

買取依頼書は必要事項を記入して、送る時に必ず同封しなければいけません。無料梱包キットを申し込んだ場合は必ず同封されてくるので忘れないようにしてください。

自分でダンボールを用意する場合は、電話で取り寄せるか、公式サイト上にある買取依頼書をプリントアウトする必要があります。

たとうがみ（畳紙）に包んでおく

着物をたとう紙に包まず、そのままの状態で保管されている場合もあると思いますが、しわや汚れを防ぐためにも、できるだけたとう紙に包むことをおすすめします。

また、運送中に天候やアクシデントなどによって、大切な着物が濡れてしまうことも避けることができるのでおすすめです。

梱包の仕方で査定額が変わることも

ダンボールにきれいに収まればいいですが、着物の量や種類によっては、スペースができたり、ダンボールが大きい場合もあります。

そのまま送ると、運送状況によってはダンボールがひっくり返って、中がぐちゃぐちゃになる可能性もゼロではありません。

ダンボールが大きい時やスペースが余った際は、そのまま送らずにダンボールを小さくするか、緩衝材（かんしょうざい）を詰めて中の物が動かないようにしましょう。

宅配買取の集荷依頼は自分で手配

宅配買取を利用する場合は、売りたい着物を梱包した後に集荷依頼をする必要があります。

荷物は自宅まで集荷に来てもらえるので、梱包した後にコンビニや最寄りの配達所まで持ち込む必要がないのは、オークションやフリマアプリとの大きな違いでしょう。

ただし、集荷依頼は自分でしないといけないので、その手間だけはかかります。

集荷依頼はどの運送会社へするの？

着物買取専門業者の宅配買取では、業者が指定している運送会社があるのでそれに従う必要があります。

集荷依頼は梱包キットを申込んだ時に、一緒に届く送り状の運送会社へ電話、もしくはマイページなどから依頼します。集荷依頼をしたら後は取りに来てもらうのを待つだけです。

ここまでの解説が宅配買取を利用する際の流れになっています。

査定後は買取金額の受取り

買取業社に送った着物は到着後すぐに査定され、査定が済んだら買取金額がいくらになったのか連絡がきます。

ほとんどの買取業者は到着後、2～3日ほどで査定が終わりますが、キャンペーン期間中や買取が集中する季節によっては時間がかかることもあります。

また、宅配買取は着物を送ってから振り込みまでにかかる日数は、大体1週間程度となっています。

査定結果は電話・メールで通知

査定結果の連絡は着物買取専門業者によって異なり、通知方法が様々です。各買取業者の査定結果の確認は以下のようになっているので、念のために確認しておいてください。

【買取業者ごとの査定結果・通知方法一覧】

買取金額を受け取るには本人確認書類が必要

売った着物のお金を受け取る際に、本人確認書類が必要です。 宅配買取の場合は、送る荷物に本人確認書類のコピーを同封するか、サイト上にアップロードして提出します。

うっかりコピーを入れ忘れたり、アップロードしていない場合は、買取金額の受け取りができないので注意しましょう。

万が一、提出されていない場合は買取業者から連絡があるので、提出後に受け取りは可能です。

【本人確認書類・一覧】

本人確認書類として有効な主な書類は下記になります。

• 運転免許証
• 日本国パスポート
• 健康保険証
• 住民基本台帳カード（写真付）
• 特別永住者証明書

上記の書類であれば大丈夫ですが、マイナンバーカード・マイナンバー通知書は利用できません。

着物買取専門業者によって、利用できる本人確認書類は違うので、上記のものを持っていない場合は申し込み時に確認しておいたほうが無難です。

また、引っ越しをしたばかりで、住所の書き換えをしていないという場合は、現住所に住んでいることを証明できる公共料金の領収書のコピーや賃貸契約書のコピーなどの提出が必要です。

※住民票の場合はコピーは不可。スマホやパソコンからアップロードできる人は、本人確認書類をアップロードで提出してもかまいませんが、裏書きがある場合は両面のアップロードが必要です。

査定金額に納得したら振込手続きへ

査定金額に納得して着物を買取してもらう場合は、査定結果を伝えられた時に返答するか、メールを返信後に振込してもらうことになります。

振込をしてもらう金融機関は特に指定はありませんし、振込手数料も一切かかりません。

【振込名義一覧】

各買取業者の振込名義は以下の通りとなっています。

忙しい人も安心の便利な宅配買取

忙しい人や自宅に知らない人がくるのに抵抗がある人には、宅配買取はとても便利です。

申し込み後に届いたダンボールに着物を詰めて送るだけなので簡単ですし、梱包キットと集荷もしてくれるので申し込みと梱包だけしか手間がありません。

しかし、買取業者によっては値段がつかなかった着物が着払いで返却されるところや、キャンセル時の返却の送料が自己負担になるところもあるので、宅配買取を申し込む場合はその辺りもしっかりと把握しておきましょう。