京都府で着物を売るならどこがいい？おすすめの着物買取店43社を紹介！

2021年6月18日

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街中で着物を着ている人を見かけることも多い京都は、古くから着物に馴染みが深いところです。

そんな京都には着物の買取をしているところがとてもたくさんあります。しかし、京都にある買取店はほとんどが京都市内にあり、市内に住んでいない人にとっては不便です。

そこでこの記事では京都府内で持ち込みできるところはもちろん、出張買取や宅配買取といった方法で京都府全域に対応している買取業者を紹介していきたいと思います。

大事にしてきた着物をできるだけ高く売りたい人のために、高額買取も可能な買取業者をピックアップしたので、買取業者を探す時の参考にしてください。

京都府の着物買取店は？

この章で紹介する5社は、出張買取・宅配買取といった方法で、京都府全域に対応している買取業者を紹介しています。 少しでも高く売りたい、持込できるところが近くにないという人におすすめです。

全国展開しているおすすめの着物買取業者

着物買取対象エリア情報

地域に根ざした着物買取店はここ！持込買取もできる買取店

ここで紹介するのは京都府に店舗があり・持込買取に対応している買取店です。

京都府は着物になじみが深いこともあり、持込買取に対応しているところがたくさんあります。

しかし、着物専門に買取しているところばかりではないので、買取価格が低いこともあります。

それでも家の近くで持ち込めるところを探す人もいると思うので、持込買取しているところをピックアップして紹介しているので参考にしてください。

京都府の代表的な織物＆伝統的工芸品

京都府は古くから染織品に馴染みのある地域で、多くの有名な染物や織物がある地域です。

もしかすると、処分しようと思っている着物や帯の中に、京都府の工芸品の着物も混ざっているかもしれません。

ここからは、京都府にどんな織物や伝統的工芸品があるのかを紹介しているので、参考にしてください。

京友禅

引用元：http://www.furisode.net/
京友禅とは京都発祥の、白生地に下絵を書き、その下絵を糸目糊という染色技法でなぞって染色する、友禅染という染色技法のこと。

元禄時代(1688～1707年)に、扇絵師の宮崎友禅斎が自分の画風をデザインに取り入れ、模様染めの分野に活かしたことが友禅染の始まりといわれています。

この時代には石川県の加賀友禅や江戸(現・東京都)では江戸友禅(後に東京友禅とよばれるようになる)も誕生し、今では京友禅とともに、三大友禅といわれています。

三大友禅の中でも、最も豪華絢爛といわれているのが京友禅で金・銀糸や箔・刺繍が多く取り入れられているのが特徴です。

京友禅は1976年(昭和51年)に、手描きの京友禅が経済産業大臣の認定する、国の伝統的工芸品に指定されています。

京友禅については、京友禅の着物を高く売るコツとは？で、 詳しく紹介しているので、参考にしてください。

京小紋

引用元：https://www.akaneyasan.jp/
京小紋とは、型紙を使った染小紋のこと。京小紋の基本となる型紙が作成されたのは、今からおよそ1200年前といわれており、元々は単色で武士の裃(かみしも)に、小さな模様を染めていただけのものでした。

京友禅が人気を博したことで京友禅の影響を受け、次第に1つ1つの柄が大きくなり、多色染めで色鮮やかなものが多くなっていったのです。

京小紋は1976年(昭和51年)に、京友禅とともに、国の伝統的工芸品に指定されています。

京黒紋付染

引用元：https://kougeihin.jp/

京黒紋付染とは亀岡市で染色される、名前の通り、紋付の黒染のこと。藍や紅で下染してから本染されるもので、江戸時代の中期以降、武士階級の間で黒紋付が愛用されるようになり広まったといわれています。

明治に入り、紋付羽織袴が国民の礼服に制定されたことでさらに広まり、冠婚葬祭できる衣服として使われるようになりました。

京黒紋付染は気品のある上質な深い黒色に染められるのが特徴で、1979年(昭和54年)に国の伝統的工芸品に指定されています。

西陣織

引用元：https://item.rakuten.co.jp/romankimono/

西陣織とは京都の北西部で織られる、先染めの紋織物の総称です。西陣織というと帯地のイメージが強いと思いますが、紬や雨用コート地・お召などもあり、特定の織物を指すわけではありません。

西陣織の起源は古く、古墳時代にまでさかのぼりますが「西陣織」とよばれるようになったのは、応仁の乱がきっかけです。

応仁の乱の後、職人が西軍の陣地があったあたりに集まってきて織物を再開したことから、この辺りで織られる絹織物を西陣織とよぶようになったんだとか・・・

西陣織には、紗(しゃ)・羅(ら)といった透かし生地や二重構造になっている風通といった多彩な織り方があり、先染めした糸を織るので、後染めの生地より丈夫でシワになりにくいのが特徴です。

西陣織も、1976年(昭和51年)に、国の伝統的工芸品に指定されています。 西陣織については西陣織は高く売れるって本当？のページで、詳しく紹介しているので参考にしてください。

丹後ちりめん

引用元：https://www.amazon.co.jp/

丹後ちりめんとは、京都北部の日本海側に位置する丹後地方で制作される、高級白物織物のこと。

経糸(たていと)に撚りのない生糸、緯糸(よこいと)に1mあたり3000回前後の強い撚りをかけた生糸を、交互に織り込んだ後精錬し、収縮させてできる「しぼ」と呼ばれる細かい凹凸が特徴。

丹後で作られるちりめんは、滋賀県の浜ちりめんとともに、二大ちりめんといわれていますが、和装用白生地織物のおよそ70％は、丹後で作られているのです。

丹後ちりめんは2015年に(平成27年)より文化庁が開始した認定制度である「日本遺産」に、2017年(平成29年)に認定されています。

※日本遺産・・・日本各地に存在する有形無形の文化財を、その地域の歴史的ストーリーに絡めて認知度を広めるための認定制度で、地域に点在する遺産を活用し、発信することで地域活性化を図ることを目的としているもの。

丹後ちりめんについては、ちりめんの着物ってどんな着物？でも紹介しているので参考にしてください。

京繍

引用元：https://www.pinterest.jp/

京繍とは宇治市で作られる、京の雅な色使いや図柄が特徴の日本刺繍のこと。京繍の歴史は古く、平安京がつくられた時に刺繍をする職人のための織部司(おりべのつかさ)という部門が置かれたのが始まりとされています。

絹織物や麻織物にほどこされ、絹糸・金糸・銀糸で、伝統的な技法を用いて刺繍していくのですが、その技法はおよそ30種類あり、基本的な技法はその半分の15種類あります。

京繍も1976年(昭和51年)に、国の伝統的工芸品に指定されています。着物にほどこす刺繍については、刺繍入りの着物を高く売る方法！で紹介しているので参考にしてください。

京鹿の子絞

引用元：https://www.pinterest.jp/

京鹿の子絞とは、生地をくくって染色する鹿の子とよばれる「疋田絞(ひったしぼり)」「一目絞(ひとめしぼり)」の技法を使った絞り染めのこと。

くくって染色した時にできる模様が鹿の斑点に似ていることから、鹿の子絞りとよばれるようになりました。

室町時代から江戸時代初期にかけて「辻が花染」として盛んに行われ、江戸時代中期が全盛期となり今でもその技術は受け継がれ、着物や帯・和装小物に取り入れられています。

手作業でくくられる粒はとても緻密で、染色後にできる独特の立体感は他に類をみない美しさといわれていますが、1反分くくるのに1年以上かかる手間のかかる技法なのです。

そんな京鹿の子絞りの技法も、1976年(昭和51年)に、国の伝統的工芸品に指定されています。 絞りについては絞りの着物は意外と高く売れる？で紹介しているので、参考にしてください。

京くみひも

引用元：http://kimono-nakamura.shop-pro.jp/

京くみひもとは、平安時代より寝具・仏具・武士の鎧兜や刀の下げ緒などの装身具・調度品などに使われてきたひものこと。

絹糸を用いて、手作業で編目状のひもに組み上げ、平紐や丸紐・角紐・笹波紐など、様々な組み方があり、用途に合わせて組み方が異なります。

また、組む台も丸台・角台・高台・籠打台・綾竹台・内記台とあり、組み上げる種類によって使い分けられ手作業で組み上げられるのです。

組み方の種類は基本的な組み方だけでも40種類あり、柄や用途による組み方の種類も含めると、3500種類にものぼります。

いにしえの時代には、皇族や貴族などの位の高い人々の装飾品として使用されていましたが、江戸時代になり庶民にも広がり、明治以降は和装の帯締めとして欠かせない小物となり、帯締め以外にもさまざまな物が作られています。

京くみひもは、京都府の伝統的産業に指定されていますが、1976年(昭和51年)に、国の伝統的工芸品にも指定されています。

京房ひも

引用元：https://densan.kyoto/industry/

京房ひもとは、組み上げられた京くみひもにつける房(ふさ)のこと。平安時代に、貴族たちが室内調度品や身の回りの小物などに華麗な房飾りをほどこしたのがはじまりです。

雅な装飾品ということで、鎌倉時代には武士の武具や甲冑・刀の下げ緒に用いられるようになりました。江戸時代に入り、京都は各宗派の本山が集まっているということもあり、仏具のくみひもや飾り房として用いられるようになり、専門店も数多く誕生し技術とデザインが発展していったのです。

町人文化の発展とともに庶民の日用品の装飾にも愛用されるようになり、今も技術が受け継がれています。

丹後藤布

引用元：https://rakuya.exblog.jp/

丹後藤布(たんごふじふ)とは、丹後市・宮津市・与謝郡周辺で制作されている、自生する藤蔓(ふじつる)の皮をはいで糸にしたもので織られた布のこと。

起源は縄文時代にまでさかのぼるといわれていて、日本最古の織物として伝えられている古代布です。丹後藤布は、木綿の普及によって、ほとんど生産されなくなりましたが、今でも丹後地方では作られていて、京都府の伝統的工芸品に指定されています。

着ない着物は売って必要なときはレンタル！

着物の買取先を探している人のなかには「着物の保管が大変だから売るけれど・着物は好きだから必要な時にはレンタルしたいな」という人もいますよね。

そんな人のために・京都府のレンタルショップも調べてみたので・レンタルしているところを探す時の参考にしてください。

京都府で着物のレンタルができるおすすめショップ

自分で着れると着物ライフが楽しくなる

着物を自分で着れるようになりたいという人のために、着付を習えるところを調べてみたので、着付け教室を探す時の参考にしてください。

京都府で着付けを習えるところ

まとめ

京都府には持込買取に対応しているお店がいくつもありますが、着物専門に買取しているお店ばかりではありません。

持ち込み先によっては買取価格が低くなることもあります。そんな京都府の方はこのページの最初で紹介している、京都府全域に対応している買取専門業者を上手に利用することをおすすめします。

着物は古くても価値の高いものもあり、処分しようと思っている着物が実はとても希少な織物だということもあるので、きちんと判断できるところに依頼したいものです。