紋付の着物でも高く売れる!紋付の買取相場と高く売るコツについて解説

2018年6月16日

紋付の着物でも高く売れる!紋付の買取相場と高く売るコツについて解説

家紋や女紋といわれる「紋」が入った着物を持っている人もいますよね。喪服や留袖についているのを見たことがあると思います。

しかし、家紋はその家ごとに違うもの。

自分が着る時には気にならなくても、売るとなると紋が入っているから売れないと思っている人もいますよね。

でも、大丈夫。紋付の着物でも買取してもらえます。

ただし、着物の種類によっては買取してもらえないこともあるので、このページでは、紋付の着物でどんな種類の着物なら買取が可能なのか、高く買い取ってもらうコツなどを紹介したいと思います。

紋付の買取相場はどれくらい?

紋付の買取相場はどれくらい?

着物を売るといくらになるのかは、誰もが気になるところ。

着物は高価なものが多く、安くても数十万はするので、できるだけ高くで買い取ってほしいと思いますよね。

でも「紋付は家紋が入っているから買取額が低くなるかも」と思った人もいるのでは?

心配いりません。正直、紋付かどうかは、あまり査定に影響しないので、買取相場は紋なしの着物と変わらないので、着物の種類を参考にするといいです。

ただし、買取業者によっては、通紋はいいけれど家紋の場合は買取をしていないところもあるので、入っている紋によっては相場価格にならないこともあります。

※通紋とは・・・貸衣装の紋として使われることも多い紋で、誰でも使える、少数の家や個人が独占して使えない紋のこと。通紋を家紋として使っている家もあります。

【バイセル買取相場】

着物の種類買取相場
作家物(有名作家物/人間国宝など)3,000円~800,000円
留袖(色留袖/黒留袖)2,000円~200,000円
振袖2,000円~500,000円
友禅(京友禅/加賀友禅/東京友禅/十日町友禅など)3,000円~500,000円
訪問着2,000円~500,000円
付け下げ2,000円~200,000円
紬(大島紬/結城紬/黄八丈紬/塩沢紬/牛首紬など)1,000円~500,000円
小紋1,000円~20,0000円
色無地1,000円~50,000円

帯の種類と和装小物買取相場
名古屋帯500円~300,000円
袋帯500円~300,000円
丸帯1,000円~100,000円
半幅帯500円~150,000円
和装小物100円~50,000円

バイセルの公式サイトはこちら

【福ちゃん買取相場】

高価買取対象価格高価買取対象価格
振り袖10,000円~訪問着10,000円~
袋帯8,000円~7,000円~
黒留袖6,000円~小紋6,000円~
名古屋帯6,000円~人間国宝30,000円~
伝統工芸30,000円~

福ちゃんの公式サイトはこちら

【久屋買取相場】

久屋買取相場

久屋の公式サイトはこちら

上記の表の買取額は、あくまでも目安で、同じ種類でも作家や仕立て方などによって、相場より低くなることもあります。

また、相場価格は着物の状態が良いことと正絹であることが大前提です。

その着物の状態の判断は、買取業者ごとに査定ポイントがあるので、業者によっても違い、さまざまな査定ポイントを総合的に判断して買取額を決めます。

そのため、必ずしも相場通りの金額になるわけではなく、着物の状態によっては、相場価格を下回ることもあるのです。

紋付とはどんな着物?

紋付とはどんな着物?

紋付とは、第一礼装や準礼装といわれる、格が高いとされる着物に、その家の家紋や女紋といわれる紋が入っている着物のこと。

紋付といえば、黒紋付いわゆる「喪服」を思い浮かべる人が多いと思いますが、正礼装である黒留袖や本振袖・黒無地、準礼装の色留袖・訪問着・付け下げ・色無地・江戸小紋にも、紋が入っていることがあります。

紋付は紋の数で格が変わる?

紋の数は五つ・三つ・一つと、紋の数が多いほど格が高くなります。

紋を入れる位置は紋の数によって決まっていますが、必ず入る場所は背中の真ん中より少し上あたりに入る「背紋」

一つしか入らない一つ紋は、この背紋が一つ入っています。
三つ紋になると、袖に入る「袖紋」が加わり、五つ紋は胸元に「抱き紋」が入ります。

紋が入る位置は決まっているので、下記を参考にしてください。

【紋の入っている位置】

紋の入っている位置

紋付を着る場面

紋付の着物は、冠婚葬祭や式典・格式の高いパーティーなどで着る着物で、紋の数によって着れる場面が違います。

[五つ紋を着る場面]

五つ紋を着る場面

五つ紋は、最も格が高い正礼装の着物で、五つ紋が入っている着物は、喪服や黒留袖・本振袖・色留袖になります。

五つ紋の喪服を着れるのは、故人から見て3親等までで、葬儀または告別式・初七日・四十九日・一周忌です。

通夜や法事は、準礼装になるので、五つ紋の喪服は着れません。

黒留袖は既婚女性の第一礼装で、結婚式や披露宴でゲストを迎える立場にある、新郎新婦の母親・祖母・叔母・姉妹などの、近しい親族と仲人が着る着物です。

既婚でも若い人の場合は、色留袖を比翼仕立ての五つ紋にすれば、正礼装として着れます。

※比翼仕立て・・・着用時に重ねて着ているように見せる仕立て方

※比翼仕立て・・・着用時に重ねて着ているように見せる仕立て方

未婚女性の場合、振袖が正礼装になりますが、振袖の場合は柄が多いので紋は省略されていることがほとんどです。

[三つ紋を着る場面]
三つ紋を付ける着物といえば、色留袖・訪問着・付け下げ・色無地。

しかし、三つ紋は準礼装ですが、一つ紋の準礼装よりも格が上なので、着ていける場面が少なく、ゲストとして招かれた結婚式や披露宴くらいにしか着れません。

[一つ紋を着る場面]

一つ紋を着る場面

一つ紋を付ける着物は、三つ紋を付ける着物と同じで、江戸小紋が加わります。

一つ紋は略礼装になるので、着ていける場面がとても多く、ゲストとして招かれた披露宴の他にも、学校行事や式典・パーティーにも着ていけます。

三つ紋を付けると着ていける場面が限られるので、あえて一つ紋にする人も多いです。

着なくなった紋付の処分方法は?

着なくなった紋付の処分方法は?

花嫁道具の1つとして喪服や留袖を持たせてもらったという人もいますよね。

でも着る機会がほんとに少ないから手放したいと思っている人もいると思います。

喪服や留袖のような紋付の着物の主な処分方法は5つ。

【着なくなった紋付の着物の処分方法】
・人に譲る
・リメイクする
・リサイクルショップに持っていく
・オークションやフリマアプリで売る
・着物買取専門業者に売る

処分方法ごとにメリット・デメリットを見てみましょう。

人に譲る

人に譲る

家族や親戚なら同じ紋なので、譲ることができますよね。

喪服や留袖を仕立てるとなると、それなりの費用がかかるので、着る機会が少ない喪服や留袖を仕立てなくていいので助かります。

しかし、紋付の着物を身内以外の人に譲る場合、紋が同じでないと譲りにくいです。

また、着物は着る人のサイズに合わせて仕立てるものなので、サイズが合わないことや、好みが合わないこともあり、譲れないこともあります。

リメイクする

リメイクする

着物に入っている紋の大きさは、直径およそ2㎝(男性の場合およそ3.8㎝)なので、紋の部分を避けて、ワンピースやドレスにリメイクすることが可能です。(紋をつけたままでも可)

訪問着や留袖は華やかなので、フォーマルドレスとして洋服になった着物を披露宴やパーティーに着ていくことができます。

しかし、リメイクするのは手間がかかるので、洋裁がよほど好きでないと、仕上がらないことも・・・

また、リメイクしてくれるお店もありますが、費用が結構かかるので、気軽には頼めないです。

リサイクルショップに持っていく

リサイクルショップに持っていく

リサイクルショップによっては、着物の買取をしているところもあります。

家の近くにあれば、持っていけばその場で現金化できるので便利ですよね。

しかし、リサイクルショップには専門の査定士がいないので、着物の価値に関係なく重さや枚数での買取になるので、損することが多いです。

また、そもそも着物の買取をしているリサイクルショップは少ないので、買取自体してもらえないことも・・・

紋付の着物は、買取してもらいやすい種類が多いので、リサイクルショップに出すのはおすすめできません。

オークションやフリマアプリで売る

オークションやフリマアプリで売る

オークションやフリマアプリで売る人もいると思います。

オークションやフリマアプリのいいところは、自分の売りたい金額で売ることができること。

ただし、ある程度相場を知っていないと値段を付けるのが難しく、希望金額をつけても売れるとは限りません。

また、オークションやフリマアプリで売る場合、売れるまでに時間がかかったり、送る手間や購入者からの問い合わせの対応なども必要です。

急いで売りたい人や忙しい人には、むいていない処分方法かもしれません。

着物買取専門業者に売る

着物買取専門業者に売る

着なくなった紋付の着物の処分方法で、なんといってもおすすめなのが、着物買取専門業者に売る方法です。

着物買取専門業者とは、専門の査定士が1枚ずつ査定して、きちんと着物の価値を判断して買取をしてくれる業者のこと。

着物買取専門業者の買取方法は「出張買取」「宅配買取」「持込買取」の3つ。

なかでも出張買取は、自宅に専門の査定士が来てくれるので、重い着物を持ち運ぶ必要がなく、出張費や査定費などの費用も一切かからないのでおすすめです。

出張買取は、目の前で1枚ずつていねいに査定が行われ、その金額になる理由をきちんと説明してくれるので、納得して着物を売ることができます。

万が一、金額に納得できない場合も、キャンセルが可能で、キャンセル料も発生しないので、安心して依頼できます。

しかし、知らない人が家に来ることに抵抗がある人や、家にいる時間を作れない人もいますよね。

そんな場合は、宅配買取がおすすめです。

宅配買取は、売りたい着物をダンボールに詰めて送るだけ。

気になる送料は、買取業者が負担してくれるうえに、用意するのがめんどうなダンボールも、無料で届けてくれるので便利です。

また、着物買取専門業者のなかには、店舗を持っているところもあるので、出掛けるついでに買取してもらうことも可能。

ただし、店舗を持っている買取業者は少ないので、持ち込みできる地域は限られます。

持込買取の買取方法は、場所が違うだけで出張買取と同じなので、家の近くに店舗がない場合は、出張買取をおすすめします。

高く売れる紋付のポイント

高く売れる紋付のポイント

家紋が入っていると、買取額が低くなると思っている人は多いと思います。
でも、少しでも高く買取してもらえるポイントがあれば知りたいですよね。

紋付を高く買取してもらうポイントがいくつかあるので、紹介したいと思います。

紋の数は格の違い!紋の数が多いほど高く売れる?

紋付を売る時に、紋の数によって買取額が変わるの?と思った人もいると思います。

着物には「正礼装」「準礼装」「略礼装」と格があり、紋の数が多いほど格は高くなりますが、紋の数が多い方が高く売れるとは限りません。

たしかに着物は、格が高い着物のほうが買取してもらいやすいです。

なかでも、訪問着や付け下げ・色無地は着ていく場面の多い着物なので需要が高く、買取してもらいやすい種類といえます。

しかし、紋の数を増やすことで、着ていく場面が限られてしまうので、あえて一つ紋や紋なしにする人も多いので、紋の数が少ないほうが買取してもらいやすいこともあります。

刺繍の紋より染の紋のほうが高く売れる?

刺繍の紋より染の紋のほうが高く売れる?

紋付を売る場合、紋付かどうかはあまり査定に影響しないのですが、紋の入れ方によっては、査定に影響することもあります。

紋の入れ方は大きく分けて2つあり、染め紋と縫い紋とがあるのですが、染め紋のほうが格が上で、縫紋は略礼装に使用される紋の入れ方です。

そのため、正式な紋の入れ方である染め抜き紋の方が、買取してもらいやすいといえます

また、紋は入れ替えることができるのですが、縫い紋の場合、縫い跡が残ることがあり、入れ替えできないこともあるので、評価が下がることがあるのです。

通紋なら高く売れる?

紋のなかには、「五三の桐(ごさんのきり)」「蔦(つた)」「揚羽蝶」などの通紋といわれる紋があります。

着物買取専門業者の買取した着物の販路には、レンタル業者もあり、紋付をレンタルする場合、通紋がついていることが多いので、通紋の染め抜き紋は買取してもらいやすいのです。

[通紋の柄]

通紋の柄

作家物や老舗呉服店の紋付は高く売れる

着物には、作家物といわれる人間国宝(重要無形文化財保持者)や伝統工芸士の手がけたものがあります。

作家物の着物は、すべて手作業で作られ大量生産ができないので希少価値が高く、高く買取してもらえることが多いです。

友禅染の重要無形文化財保持者(人間国宝)の二塚長生(ふたつかおさお)や森口華弘(もりぐちかこう)・刺繍の重要無形文化財保持者の福田喜重(ふくだきじゅう)などの留袖や訪問着は高額が期待できます。

また、何代も続いている老舗呉服店や百貨店で仕立てた着物も、高く買取してもらえることがあり、京友禅の老舗「千總(ちそう)」や三越や松坂屋などの着物も高く買取してもらえることがあります。

老舗呉服店や百貨店の着物が高く買取してもらえることがあるのは、独自でプロデュースした希少性が高いものや、高品質のものが多いので、着物への信用度が高いからです。

帯もセットのほうが高く売れる?

帯もセットのほうが高く売れる?

紋付ということは、留袖や訪問着ということになるので、着物だけでも買取してもらいやすいですが、帯も一緒に売ることで買取額がUPすることもあります。

着物は、帯とのバランスも大事なので、その着物に合った帯であれば、そのまま市場に出せるので、高く買取してもらいやすくなります。

仕立て直せるサイズは高く売れる?

紋付の着物の場合、男性用の着物を売る人もいると思いますが、昔と比べて現代の人は、男女問わず背の高い人が増えています。

そのため、丈の短い着物は買取してもらいにくいのが現状で、買取してもらえたとしても、買取額は低くなることが多いです。

着物は仕立て直すことができるので、できるだけ丈の長い物の方が、高く買取してもらえる可能性が高くなります。

女性物の着物の場合、縫込みといって、縫代を多めに残して仕立ててある場合もあるので、縫込みがとってある場合は、査定士に一言伝えると、買取額がUPすることもあります。

まとめ

着物の格を表すために必ず入っている紋付の着物を持っているという人もいますよね。

紋は、その家を表すものなので、紋付の着物は売れないと思っている人もいると思いますが、紋付の着物は紋なしの着物と同じように買取してもらえます。

昔は、花嫁道具として紋付の着物を一揃え持って嫁ぐのがあたり前でしたが、洋服文化が定着して、着物を着る人が減っている今では、紋付の着物は必要な時にレンタルする人が増えました。

レンタルの場合、染紋がきちんと入っていれば紋の柄を気にする人はいないので、レンタル業者を販路に持つ買取業者では、紋付の着物でも買取してくれます。

ですから、紋付の着物を売るなら、着物買取業者に依頼するのが一番なのです。

着なくなった紋付の着物は、出来るだけ早く着物買取業者に出すといいですね。

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